更新がずいぶん久しぶりになってしまいました。
病気という訳ではありませんが昨年はやや体力不足で
無理はしないほうがいいみたいでしたので
庭作業も最低限にとどめていました。
ただ、冬が終わろうとするこの時期になると
やはりお庭が恋しくてちょっとずつ整備を始めています。
しかし手入れを怠っていたために
枯葉は散乱するわ、雑草はボーボーだわで
かなり野生的な庭になってしまっております。
草むらから杉ちゃんが「ワイルドだろぉ〜?」と言いながら
出現してもおかしくないレベル(←どんなレベル(*>∀<)
いちばん手入れが必要なのは池でして
(自分で土を掘りプラ舟を埋め込んで作ったもの・計3つ)
2010年3月制作し二ヶ月後は周りの緑も生い茂り
わりといい感じになっていたのですが
↓
[画像]
現在はアオコも増殖し水もやや濁り…(;´Д`)
なんとか水面の枯葉などは取り除きましたが
これは本格的に掃除せねばッ!いや、掃除したいッ!
と仁王立ちで決意をかためていたちょうどそんな折…
ドクターが現在剪定にお伺いしているお庭のお客様から
「池をなんとかきれいにしたい」と依頼をいただいたとのこと。
ちょうど私はメダカ飼育や池作り・水作りの経験から
そちら方面もいくらか知識がありますので
いっしょに考えさせていただくことになりました。
ひととおり聞いた話によると
●広さはあるが水深があまりない
●鯉(まだ幼い手のひらサイズ)が数匹いる
●水を張って約一年。水の濁り、鯉が鳥に盗られるのが悩み
といった状況だそうです。
水のコンディションが良くない点について推測するに…
●ろ過装置やエアレーション等なし。日除けになるものもなし。
→水がろ過循環しないこと、
夏場に水温が上がりやすい環境により
水質が悪くなっている。
また水面に動きがないと鳥から魚が見えやすく捕られてしまう。
●底面に土を入れている
→土から肥養分が溶け出しアオコなど藻の発生や
濁りの原因となっている。水温上昇も原因のひとつ。
そういった状況から対策はいくつか考えられますが、
お客様のご負担を少なくするためコストを抑える方向でいくと
●水質改善には「土の完全除去掃除」ののち
「池用・投げ込み式フィルター」を使用
●水温上昇対策には「すだれなどで日除け」
がいいのではないかと思いました。
「投げ込み式フィルター」というのは魚の飼育など経験ない方には
聞き慣れないかもしれませんが
ペットショップの水槽によく入っている
こういったタイプのもの
↓
[画像]
いわゆる「ブクブク」です。
別付けのポンプのチカラによりまわりの水を吸い込み
中のウレタン部分を水が通り泡が出るのですが
ただ泡を出して酸素補給だけではなく
空気中から入ったバクテリアがこのウレタン部分に棲み着き
水中の汚れを分解するというしくみになっています。
ちゃんと池用の大型のものがあります。
我が庭の池でも使っております☆
@これを2コ水に沈め
A動力となるエアーポンプ(水心SSPP-2S)
こちらは水槽用ですが上のフィルター2コ程度なら
充分すぎるパワーがあります。しかも音が静か!
これを屋根があり電源が取れる場所にぶら下げ
BフィルターとエアーポンプをチューブでつなげばOK。
庭にチューブを走らせる訳ですが、浅く土に埋めると目立ちません。
と、ここでドクターが池の写真を撮ってきて見せてくれました。
想像していたより純☆和風のお庭と池でしたので
上の「投げ込み式フィルター」だと目立ちすぎないかしら…
と心配になってきました。むむむ。
違う方向性でないものか、と探したところ
こういった「ウォータークリーナー」なるものがありました。
[画像]
ザ☆和風!ですね!
下の水に沈む部分にろ過機能もちゃんとついています。
「ゼンスイ」「タカラ工業」が二大メーカーといった感じ。
デザイン、サイズも各種で16,000円あたりからあるようですが
もちろんろ過能力の大きさにつれて値段は高くなります。
7万円くらいするのもありますね…(´エ`;)
いくつか比較してみたところ
約25,000円のこちら「ウォータークリーナー 菊水 7L」が
コストパフォーマンスもよく
静音設計、ランプ付き、掃除も簡単で評判が高いようです。
電源コードも10mあるので充分だと思います。
[画像]
もうワンランク下のモデルもありますが静音装置がついていないこと、
池の大きさと水量を考えるとやはりこちらがいいかしら、と。
先に出した投げ込み式フィルターはもちろん低コストですが
接続や掃除にかかる手間、また消耗品であることを考えると
長い目で見るとこちらがオススメのように感じます。
何より和風の趣きとライトが点灯するのがいい感じU+2661
写真で見せていただいた和風のお庭にあったデザインで考えましたが
お好みもあると思いますのでもちろんそのへんは
お客様との相談の上で…(^^)
もうひとつ、ドクターと池の画像を見ながら話した折
池の側面、やや高くなった位置に石が組んであり
以前はそこから水が流れ落ちていたらしい。
せっかくなのでそれを復活できないだろうか、というお話が…。
そういった設備は詳しくないので「池 滝」などで検索したところ
水を吸い上げてやや高い位置までホースで運ぶ
専用ポンプがあるようです。
いろいろ調べましたが「ろ過機能」も加えて探していたので
お値段が高いことにアセアセ…(;´Д`)
と、ここでふと気付いたことが。
ろ過機能は前述したあれやこれやに任せてしまえば
水を吸い上げるだけだから……
これはいわゆる風呂の残り湯を洗濯機に汲み上げる
「バスポンプ」でもいいのでわッ!?(°д°)!
( ゚∀゚ )そうか〜そうですよね!
低予算で考えればそれでもいいかも。
さすがに和風池には違和感あるので
レンガとか組んで隠してしまってもいいし!
まあ、専門のポンプにしろバスポンプにしろ
池の掃除がいったん済んで水がきれいになってからじゃないと
ゴミなどで吸い込み口が詰まるらしいので
これはあとでドクターといっしょに考えてからでも
遅くないですね。
そんな感じで池のことを考えていた一日でありました。
ドクターのお仕事がうまくゆきますように。