先日、岐阜県樹木医会の研修が 加茂郡白川町で開催され行ってきました。 今回の研修はナラ枯れの予防対策でした。 ここ数年、岐阜県内でも カシノナガキクイムシによるナラ枯れの被害が広がっています。 対象となったのは 白川町にある「薬研洞の大ナラ」 木の高さ 約25m 幹のまわり 約7m 岐阜県指定の天然記念物の大きなミズナラです。 標高1223mのニツ森山の頂上近くにあります。 その大きな幹は歴史と風格を感じます。 昨年末にカシノナガキクイムシの被害が発生したので 今回の予防対策が実施されました。 方法は薬を幹に注入する方法です。 木も大きいので 薬の量も沢山となりました。 ナラ枯れの原因は様々言われていますが、 我々人間と自然との距離が遠のいたのも一因だと思います。 長く生きている大ナラ 今回の作業でこの難関を乗り切ってさらに長生きしてくれることを願っています。