エゴノキに実がなる季節になってきました。 そんなエゴノキにこんな実がついています。 まるで小さなバナナのようですが じつは エゴノキの実ではありません。 虫こぶ(虫えい)といって 虫が入り込むことによって、植物が形を変えたものです。 正式には「エゴノネコアシフシ」といいます。 猫脚に似ていることから名付けられたのですが 誰が猫の足にたとえたのでしょうか エゴノネコアシアブラムシが芽につくことによって 虫こぶがつくられます。 虫こぶをとって半分に割ってみると 中にアブラムシがいます。 ただし、このアブラムシは触ると 刺されるらしいのでご注意を エゴノキの実はこちら 丸い実が可愛らしくぶら下がっています。 サポニンという成分が含まれており、 昔は石鹸に使ったり、魚を捕るのに使ったりしたようです。 (サポニンで魚を捕るのは今はダメです。) 虫と植物の関係も不思議なことが一杯です。 高山市役所の近くにある ポッポ公園の入口付近にも2本のエゴノキがあります。 一度観察してみてはいかがでしょうか。