数年前 物置をつくったお客様から 電話がかかってきた。 「物置の下に 突如 大きな穴が 出現しました!」 急いで 現場にGO 「なんだぁ この穴は」 お客さんは 物置の施工ミスではないかと 疑っている。 僕のスーパーコンピューター(名づけて スパコン「狂」)が 過去に経験した似たような事例を検索する @草や木の根が腐ったか A土留めの転圧不足か Bモグラの穴掘りのためか このままでは 物置が 倒れかねない でも これは 絶対に 物置の施工ミスでは ないはずだ。 物置を 取り合えず 解体する すると 穴の状況が よりよく見えてきた 草や木の腐った跡は どこにもない 転圧不足にしては 一気に土が なくなりすぎだ。モグラの穴というなら ギネス級だ。 真実は 現場にあるはず 周辺調査に 乗り出す 数分後 「これだ!ここが 犯人だ」 宅地を造成した際 ブロックの基礎が 隣りの家の宅地より 高かったのだろう。大雨と共に 基礎の下側を くぐって 泥が 流失していったということだ。 後からつくったブロック基礎が 隣りの宅地より高いということは 普通あり得ないが 普通じゃないから 今回の事態になったのであろう。 いずれにしても 原因が分かれば 対処は 簡単だ。 毎日 ワクワク ドキドキ 楽しい 我が仕事である