先日 めでたく長女の小学校の卒業式が 終わりました。 中学校は 自転車で通います。 そこで 自転車を一緒に買いに行くことになりました。 最近 近くにできた全国展開している自転車ショップ「あさひ」にいくと 広い店内に たっくさん自転車が 置いてあります。 最近の自転車ブームの恩恵でしょう、高級な自転車(まだまだ 序の口らしいですが・・・・)も ズラリ並んでいます。 しかし 通学用の自転車となると だいたい決まっていて 黒・白・シルバーの三色に 大きな前カゴというのが 定番です。若い店員も 新入学生ということが 分かると 「もう 選択肢は 限られているから さっさと 決めてくれ」という感じで 迫ってくる。 親の方も 「これだけ 自転車だらけの店に連れてきたのだから もう 早く決めちゃって」と 迫る 敏感な長女は そのような雰囲気を感じてなのか 逆に なかなか決めかねている。 1時間経過・・・・・・・1時間半経過・・・・・・・・ 決められない・・・・ 僕も妹も 自分の買い物ではないので いらいらしはじめたが 長女の性格を知っているので 「もう これにしろ!」とは 言わない。でも なんとなく 「パンクしづらい方がいいよ さびない方がいいよ これなんか いいんじゃない」を 連発しはじめる。 2時間経過・・・・・ ついに 「みんなが そういうなら それでいいよ」 長女が 言った。 店員も 周りも 大喜び しかし 今度は あまのじゃくの僕が 言った。 「それで いいよ とは 何だ。 自転車が 当たり前に買ってもらえると思っているな。 「これが いい」って思わないなら どんな自転車を買ったって 大事に しないだろ。 今日はやめた 買うのやめた 帰ろう」 話は ガラッと変わるが 長女は 今日 友達同士で ディズニーランドへ行くということだ。ろくに電車に乗ったことがない連中なのに 大丈夫かなと思うが 自分たちで いろいろ調べていたから なんとか たどりつけるだろう。 不安はあっても 行くと決めたからには 前へ進む。自立とは こういうことだ。 長女は 「ディズニーランドへ行く時 みんなが どんな自転車を買ったか 聞いてみるよ。そうすれば 自分で納得して 買えるから」と言ってきた。 結果的に 「右にならえ」だったとしても そこには 自分の意思で そうしたんだというプロセスが 入る。 「これが いい!」の言葉 待ってます