昨晩 少年剣道の指導がお休みだったので 小学校のPTAバレーの練習を応援にいった。 来週末 試合なので みな かなり頑張っている。 昨晩は 練習試合だった。 「おかあさん方 すごいなー」というくらい声も出ており 白熱した練習試合だった。 練習試合が終わるころ 一緒に来ていた子供達が 「火事だよー」と騒ぎ始めた。 体育館の外に出てみると 黒い煙が モクモクと上がり 少し 空も明るくなっている。 「家の方角だ」 僕は 急いで 車の飛び乗り 家に向かう。 火事は 家の近所だった。 消防団OBの僕としては 見ているわけにはいかない。 とりあえず 半袖 半ズボンというわけにはいかないので 長袖に着替え 近所の火事場に向かった。 もう 火の勢いがすごく 火の粉が 舞い上がっている。 消防署 消防団ともに もう消火活動に入っており 道は 大混乱。 火事は このあたりのメイン道路である県道沿いでおきているが 誰も 交通整理に入っていなかった。 一般車両も入ってきてしまい 消防車のさまたげになってきている。 急いで LEDの懐中電灯を振りながら 車を停め 迂回路を説明する。 消防車が 列になって停まっているのに バカな奴が エンジンをうならせながら 突っ込んでくる。 毎度のことだが 本当にこのような運転手に頭にくる 状況をよくみろよ(怒) 運転免許を 取り上げてやりたい 警察も来たので 交通整理を交代してもらい 仲間の消防ポンプ車を探しながら 火事場に近寄る。 火の勢いは 停まらない 水を送るホースが 何十本と伸び 道路を埋めている 仲間の消防車は かなり火事場に近いところにあり 前線に水を送っていた。 ものすごい煙の中 僕は 燃えているのが 一軒ではないことに気付いた すでに 隣家に延焼していたのだ。 火は 数時間燃え続けた。 近所の人達が 消防団に 飲み物を配ってくれた 炊き出しも はじまっている 長い夜を みんな 覚悟しながら 鎮火を迎えた。 最終的には 4棟(あるいは5棟か)燃えてしまった。 車庫の車も 納屋も 仏間も・・・・ けが人は 幸いでなかった。 消防団は どろだらけのホースを片づけ 深夜の帰宅となった。 きっと 地元の担当消防団は 再燃警戒の為 朝まで帰れないだろう。 焦げ臭い匂いを落とすため シャワーを浴び 短い眠りについた。 朝を起きると ひさしぶりに朝から 青空が見えているが 昨夜(さきほど)の疲れもあり とても 気分の重い目覚めだった。