先日 仕事の合間をぬって 山武郡市小中学生 夏休み科学工夫コンクールの入賞作品を見に行ってきました。 今回 うちの子供達が入賞したというので 見に来たのですが 仮に入賞していなかったとしても 僕は 子供のころから 夏休みの自由研究や工作が大好きだったので このコンクールには とても興味があり 見にきたと思います。 工作は 面白いですね。モーターやLEDライトを組み込んだものや バネやゴムの力を利用したもの クランクを利用したもの 磁石をつかったものなどなど 見ていて 驚かされます。 中学生になると 工作より 研究論文が 多くなります。 数年前までは 「これは 論文じゃなくて 日記だろう」と思うものや インターネット丸写しの論文も多くありましたが このところ 「論文の書き方」を 各学校で指導しているせいか だいぶ 見られるようになってきました。 数年越しで 観察を続けている力作もあれば 簡単な実験ながら 着眼点が面白い論文もあります。 内容は 素晴らしいのに グラフや字が とても汚く これで きれいに清書できていたら 評価がもっと高いだろうなあと思われるものもありました。 ほとんどが 中学校1年生の作品ですが まだまだ夏休みですから 3年生もがんばってもらいたいと思います。 科学工夫コンクールは 主に 小中学校の理科担当の教師が評価を下すわけですが いままで あまりその評価の基準を 公表していませんでした。 今回 会場の片隅に 評価基準を書いたものが 掲示されていました。少し 参考にしてみたらいかがでしょうか? このコンクールを見てきた後日 学校の先生と話す機会がありました。その先生は 理科担当ではないので 今回のコンクールに評価を与える先生ではありませんが 「おとうさん おかあさんが がんばってしまって あれでは ますます 子供達が 何もできなくなる」と言っていました。 確かに そのような作品も見受けられます。どう見ても この学年で その作品は作れないだろうと言わざるを得ないものがあります。 しかし 僕としては それが まるっきり大人の作品でない以上 親子で 一緒に作り上げている様子が 想像でき それで充分なのではないかと思っています。 親と一緒に あるいは ほとんど親がやったとしても その時に 工作ならば 道具の使い方を習い 仕組みを習い 自分でできることはやってみるという経験ができます。また 科学論文を書くとしても 親は その結果について ある程度予測できる場合もありますから それに見合った実験道具や実験パターン 実験の期間 安全性などをアドバイスしてあげることができます。 学校により 出品数に差があるところを見ると 我々保護者から見ると 「何もできなくしている」のは むしろ 先生達なのではないかとさえ 思えてきます。 まあ これは 極端な意見ですので 面と向かっては 言いませんが・・・ 現在 我々の世代も ひと昔前の親達より 不器用になりましたが それでも 毎日 仕事をして働いていれば その中で 物理や化学 生物の知識を何気なく使っていることも 多いものです。 理科離れが 叫ばれている日本の子供達に 我々親達が 手を差し伸べられのは 夏休みの自由研究しかありません。 どうぞ 来年こそ コンクールに出品できるよう 今から ネタを 探していきましょう!