六光園blog 「札幌〜旅するガーデン」
北海道 凍上について
ニックネーム: (株)六光園 Staff
投稿日時: 2015/02/17 16:33

こんにちは

 

タロウです。

 

 

今日は凍上という現象についてです。

 

凍上とは、寒気により地表面が冷やされ

土壌が凍結した際に

土壌が隆起する現象のことです雪

 

 

凍上の際に動く力は非常に強く

家屋でさえ持ち上がってしまうなど

甚大は被害をもたらす場合もあります爆弾

 

 

 [画像]

 

これは凍上により亀裂が入ったアスファルトの様子です。

アスファルトは周りの土よりも冷やされやすく凍結が進みます。

道路が除雪されるとより顕著になり

道路中央部で大きな凍上が生じて

縦方向にひび割れが走ったようです雷

 

 

土中の水分がそのまま凍るのであれば

体積膨張は水の体積の1割程度で

深刻な隆起は起きないそうです。

 

しかし土中の水が凍結面近くに集まり

純粋な氷の塊となることがあります。(アイスレンズメガネ

 

[画像]

 

アイスレンズは上の写真のように

凸レンズ状をしており

このアイスレンズが何層も析出した場合は

地盤を数10cmも隆起させることもあるようです。

 

 

凍上は寒冷地でも雪の多い所では

起こり難いという特徴があります。

 

これは雪が断熱性が高いため

積雪がある場合は大気の冷たさが

地中に伝わりにくくなるからだそうですスノーマン2

 

このため、北海道でも雪が多い日本海側は凍上しにくく

寒冷で雪が少ない地方では

地中深くまで冷やされるため

凍上が発生しやすくなります。(北見・帯広・釧路など)

 

また、雪の多い地方であっても

除雪されている箇所(道路や鉄道)では

凍上が起こりやすくなります電車

 

 

凍上の対策としては

凍上しやすい土を凍上しにくい材料に置き換える「置換工法」や

断熱材を用いた凍上防止工法があります。

 

置換工法だと 

一般的に寒冷地では置換深さが非常に大きくなってしまい

土砂の掘削量が増えるという難点があるそうです汗(男の子)

 

 

[画像]

 

弊社では凍上対策として

構造物が凍結深度をカバーできるように設計し

場合によっては断熱材を使用し施工しています。

 

アプローチや階段など

冬でも雪かきにより土中に冷気が入りやすく

凍上しやすくなる部分についても考慮し設計・施工をしています本

 

 

雪の多い北海道では

冬期間の雪の堆積場所や

屋根からの落雪や雪庇の落下

凍上の問題など、様々なことを考慮し

設計・施工する必要があります。

 

お庭について工事を検討されている方は

是非ご相談下さい。

 

それでは本日はこの辺でペコペコ

 

 

 

 

 

 

 


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