先日、パース図とお見積りを提出したお客様より
他業者の図面と見積り項目をいただき見積り依頼を受けました。
弊社の案ではないのが残念でありましたし、
図面の中身がお客様と打合せを重ねた形跡が見られ、
図面や数量をいただき、その分手間が省けてお安くすることも可能ではありますが、
同じプランナー・デザイナーとして著作権の保護及び
設計者の意図が絵だけでは組み込めない施工となりかねないため、
お客様には申し訳ございませんが、お断り申し上げました。
住宅とは違い、設計費というものがエクステリア業界には未だなく、
設計契約なるものは皆無な状態であります。
基本的に訪問・見積り・1回のパース図面作成までは無料というのが
業界的な基本事項となっているかと思います。
弊社では常日頃、設計担当には
”その線1本。ブロック1段の積み重ねで、お客様は数百万円を払わなければならない”
”なんとなく”にも、意味を持たせなさい。
と、喚起している次第です。
根拠のわからない図面での施工は、魂の入らない構築物の集合体にしかならないもの。
多くの打合せや、作図に費やした経費は会社運営上、おのずと他の現場に降りかかってきます。
お施主様だけではなく、同業の方々もこのブログを見ていらっしゃるかと思いますが、
エクステリア・ガーデン図面の著作権保護に御理解とご協力をお願いいたします。