会社へのお問い合わせに、傾斜地を広げるとHPに書いてあるんですけど・・・。
というのがよくあります。
ここ横浜では坂道の起伏が激しく、平らなところが少ないです。
間知石などで壁が造成された場合は、1mの高低差で30センチ以上広げられることになります。
広げ方としまして、
@ コンクリート擁壁
A 鉄骨柱組 床コンクリート
B アルミ柱組 床デッキ
の大まかにBパターンあります。
2m以上のコンクリート擁壁となりますと、役所への届出が必要となります。
2m以下であれば既存壁にアンカーを打ち込み上部で受けるなどとベースを最小限に
既存壁を部分的に壊し・補強することにて作成はできます。
2mを超える場合は既存の擁壁を解体して、ベース(床底板コンクリート)を作成する必要があり
横浜市標準にて、高さ2mでベース幅1.8m。高さ3mで3.1m。高さ4mで3.5m必要となり、
それに伴い、掘削した土が置けるのか、全て搬出するのかにより工事金額がかなり変動します。
また、山留めも必要となりますので、2mの高さで10mの擁壁を作る場合でも、
現場状況により100万〜200万と大きく変動します。
作成する場合は
@ 高低差 A 長さ B 擁壁から建物までの距離 C 4t車が通行可能か?
D 既存の解体は必要か? E 隣地・道路境界は確定しているか?
などの事項を確認していただけるとわかりやすいと思います。
簡単な説明ですので詳しくはお問い合わせください。
次回は ”高低差4mでも鉄骨で作れば届出不用?” です。お楽しみに。