皆様、お久しぶりでございます。 お休みしている間に‘世界らん展日本大賞2010‘に行って来ました。 らん展でバシバシ写真取っている最中に、 電話でパソコンの故障を知らされ、一気にテンション下がりました。 話題の旬は去ってしまったかも知れませんが、どうぞお付き合いくださいまし。 期間は2月13日〜21日まで。東京ドームで開催されました。 私は初日、開場と同時に会場入りしました。 すでにごった返しています 恒例のオーキッドロード。香りと共にここをくぐってどんどん中へ。 今年は20周年だったので、胡蝶蘭、シンビやオンシなど 20枚のプレートで20種類のらんが約3500株、花の数だと約20万輪! ディスプレイ審査部門 オープンクラス最優秀賞 春輝君抱 (はるのかがやきあなたをつつむ) 胡蝶蘭が滝のようでした こちらはモダンなディスプレイ。 何年か前に訪れたカンボジアのホテルの庭がまさにこんな感じでした…。 特に感じたのは、使われている花がほとんど‘らん‘だったということ。 ほかの花がなくてもこんなにたくさんの表現ができるのは まさにらんの種類の多さからでしょうか。 そして「あなたの知らない蘭との出会い」のコーナー すごい列だったので遠くから撮りました。 レブンアツモリソウ 北海道の北側にある礼文島にしか自生しない白いアツモリソウ アツモリソウといえば赤紫ですが… アツモリソウの名前の由来は平敦盛。 戦いのときに身に着ける母衣(ほろ)という赤くて風船のように丸い布。 これに似ていることからアツモリソウと名前がつけられたそうです。 独特の形で思わず触れたくなってしまう、密かに憧れる花の1つです。 パフィオペディラム サンデリアナム ひげのような長い花びら(ペタル)を持つ異様な姿のらん 上手く撮れなかったのでお店の広告から その昔、ヨーロッパで空前の蘭ブームが起こり、20年程取引された後、 忽然と姿を消し、絶滅したのでは?と半世紀以上も仮説されてきたそうですが、 自生地も謎のままでした しかし近年、東南アジアのボルネオ島にて発見されたそうです。 独特の切立った石灰岩の崖の上に張り付くように自生していたそうです。 ペタルの長さは長いもので90cmにも及ぶそうです。 不思議なエピソードに感動してしまいました。 そして次に足早に向かった先、日本大賞!ではなく、販売コーナー… 混む前に。この張り紙…ゾクゾクしました らんは失敗続きで自信がないのですが。 ワイヤーできれいに曲げられた胡蝶蘭よりも、 むんむんとした植物園の温室で木に着生していたり、 苔むした木の箱で吊り下げられたものの方が好きです。 うん10万のパフィオが並びます 私はお財布の紐を固く縛って来たので、お安くコンパクトな1年生苗を購入。 左から ●セロジネ (初!)キンギアナム シルコッキー 花目らしきものが上がっています。高芽?? ●エピデン ポーパックス ●デンドロビウム ユニフローラ ●ディネマ(開花株)ポリブルボン これは今春、ヘゴ板に着生させる予定です。 小さな花ですが、花を近づけて思いっきり吸い込むと(笑) バニラのような甘い香りがします そして輝く日本大賞! 今年はデンドロビウム。花弁が薄く、花持ちが悪いため、 この日に合わせて咲かせるのが大変だったそうです。 巨大なデンドロビウムにびっくり! 実はらん展は初めてでした。らんの自生に近いディスプレイや、 その威厳の背景を垣間見ることができ、視点が変わった気がしました。 まさに‘東京ドーム1個分‘のらんを見ることができて心温まる一日でした。