Baghe tuti   〜小鳥の庭〜
目から鱗の管理法(バラのガーデンセミナー)
ニックネーム: tombo
投稿日時: 2010/07/19 08:08

 西武ドームの国際バラとガーデニングショウで
 ハイポネックスさんが参加を募っていたイベント
 「ハイポネックスガーデンセミナー」に行ってきました。
 
 去年も開催されていたのですが、3日前に連絡があったにも
 かかわらず、すっかり忘れていて、「昨日だった!」と。

今年は絶対!と気合充分、FAXや郵送などで先着順だったのですが
 送られてきた案内状を見たら7番!
 …正直、ガツガツしてるようでちょっと恥ずかしかったデス…。
 
 
 テーマは
 @澤泉美智子さんによる 
 「ガーデンクレマチスの育て方と楽しみ方」
 
 A有島薫さんによる
 「ガーデンローズの育て方と楽しみ方」
 
 
 B有島さん、澤泉さんによる
 「バラとクレマチスの組み合わせ方
 〜お勧めの花形・花色・品種について」

 
 今回はAの、バラの、ちょっと変わった管理方法をご紹介します。

 8号鉢で、クレマチス用の細いオベリスクに絡ませ
 コンパクトに仕上げるテクニックを教わりました。
 モデルはピエールドロンサール
 
 肝心な写真が…無い…すみませ〜ん、ご想像にお任せします〜(汗) 
 
 花後、すぐに剪定、ここから生育期がはじまるのだそうです
 バッサリ 
 

 そして刺激によって伸びてきたシュートをまっすぐ支柱に
 束ねてておく(6月26日)。オベリスクは外しておく。
 
 
 そして冬、またぐるぐると誘引。

 

 梅雨の強剪定とでも言いましょうか。
 でも花後が生育期なので問題はないみたいです。 


 バラは常に縛られるのを嫌うそうです。
 なのでこの方法はバラにも優しいやり方なのだとか。
 
 タグが下がっているのでさえ、嫌がるらしいので、
 有島さんは必ず、土に挿す事にしているそうですヨ。
 
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 さて、
 こちらワイルドイブ
 このような姿を腰が据わった形というそうです。
 (これは冬、大苗を購入してきたら、
 さらにその1/3位切り詰めるそうです)
 
 足元スカスカが嫌いな方、どうぞお試し下さい^^
 


 有島さんが思う一番バランスのいい鉢植えの高さは
 鉢高:樹高=1:2(〜2.5)の割合だそうです。

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 有島さんのビックリ日課
 (有島さんは80〜90鉢のバラを鉢と地植えで 
  育てていらっしゃるそうです)
 
 梅雨明け〜9月10日位まで、仕事から帰ったら
 バラにシャワーをやること!
 (帰宅時間は夜7時から12時をまわる事も)
 目的は葉水。通路や道路にも!いわゆる打ち水ですね。
 ※水遣りではないので鉢には遣らない事!

 そんなことして「ウドンコにならないの?」
 皆さん首を傾げましたが、ウドンコは
 摂氏18〜25℃ 湿度100%が2〜4時間で発生。
 打ち水効果で温度も下がり、すぐに乾くので心配は無いんだそう。
 
 「黒星は??雨に当てるとダメなんでしょ?」
 黒星は6時間濡れると胞子が分質し、発生。
 それ以内に乾く夏場はOK。
 
 但し、夏場以外の夕方以降の散水・水遣りはタブー。

 あくまでも葉水、打ち水。水遣りではありません!

 私は「いかなる場合でも午後の水遣りはダメ!」と
 伺ってきましたので、もちろん葉水も…目から鱗でした。
 
 但し、私のバラの先生達はコンテスト目的の方も多いため
 ‘バラをどう咲かせたいのか、
 咲かせる目的は何なのか‘

 で、管理方法も全く異なることが、はっきりと分かりました。

 だから、沢山の本を読めば読むほど、書いてあることが違っていて
 どれを信じていいのか分からなくなってしまう

 そうではないんですよね、バラの生育サイクルや特徴を把握すれば
 必然的に自分流の育て方や仕立て方がが出来事が分かりました。


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 おすすめ苗の植え付け方法

 冬の休眠期以外は絶対根鉢を崩してはいけません!
 常識ですよね。

 有島さんは「根鉢を崩さず、根をほぐす」と仰いました。
 つまり、鉢から苗を抜き、形を崩さずに、下のぐるぐる回っている部分を
 やさしくゆるめてあげ、新しい鉢に植え付けるのです。
 
 そして培養土。乾いたものではなく、活力剤を希釈した水溶液で
 湿らせておき、それを使用する事。

 なぜか?乾いた土で植えつけると、後でたっぷり水を遣っても
 苗の下側には充分に水が行き渡らないから。

 この方法はとても有効で、後に根の張りが断然よくなるそう。
 (草花を植えるときも同じだそうです)
 
 この際、緩行性化成肥料の大粒(2年効くタイプ)を入れると
 2年後の植え替え(ローテ−ションで植え替え)まで管理が楽なんだそうです。
 
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 お土産にハイポネックスさんの商品を頂きました。
 
 左からハイポネックスさん創業前からあるという微粒肥料
 (かなり定評があると聞いていたので興味津々)、

 これはイチイチ水溶液にしなくても、株元にぱらぱら蒔いて
 規定量の水をかけても効用は変わらないので、
 そんなやり方もアリの様です。

 バラの置肥(これはtomboも愛用♪ナメが来なくてグーなんです)、
 バラの殺菌剤(ちょっと使用に抵抗アリなので様子見ながら…)
 
 
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 肥料の遣り方でもうひとつ。
 液肥を遣る時は必ず、一度通常の水遣りをし、土全体を濡らしてから。
 そうでないと、偏りが出るようです。

 固形のばら撒き型肥料は、雨の日にばら撒くと葉に乗った肥料も
 雨で振り落とされ、薬害にも効果的なんだそうです。 

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 長くなりましたがそんな感じで濃厚な時間でした。

 有島さん、澤泉さんの楽しい話が聞けて、解り易く、
 また楽しかったです。
 
 
 実は今回が2回目だったそうです。
 来年もさらに進化して開催されますように♪


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