西武ドームの国際バラとガーデニングショウで ハイポネックスさんが参加を募っていたイベント 「ハイポネックスガーデンセミナー」に行ってきました。 去年も開催されていたのですが、3日前に連絡があったにも かかわらず、すっかり忘れていて、「昨日だった!」と。 今年は絶対!と気合充分、FAXや郵送などで先着順だったのですが 送られてきた案内状を見たら7番! …正直、ガツガツしてるようでちょっと恥ずかしかったデス…。 テーマは @澤泉美智子さんによる 「ガーデンクレマチスの育て方と楽しみ方」 A有島薫さんによる 「ガーデンローズの育て方と楽しみ方」 B有島さん、澤泉さんによる 「バラとクレマチスの組み合わせ方 〜お勧めの花形・花色・品種について」 今回はAの、バラの、ちょっと変わった管理方法をご紹介します。 8号鉢で、クレマチス用の細いオベリスクに絡ませ コンパクトに仕上げるテクニックを教わりました。 モデルはピエールドロンサール 肝心な写真が…無い…すみませ〜ん、ご想像にお任せします〜(汗) 花後、すぐに剪定、ここから生育期がはじまるのだそうです バッサリ そして刺激によって伸びてきたシュートをまっすぐ支柱に 束ねてておく(6月26日)。オベリスクは外しておく。 そして冬、またぐるぐると誘引。 梅雨の強剪定とでも言いましょうか。 でも花後が生育期なので問題はないみたいです。 バラは常に縛られるのを嫌うそうです。 なのでこの方法はバラにも優しいやり方なのだとか。 タグが下がっているのでさえ、嫌がるらしいので、 有島さんは必ず、土に挿す事にしているそうですヨ。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ さて、 こちらワイルドイブ このような姿を腰が据わった形というそうです。 (これは冬、大苗を購入してきたら、 さらにその1/3位切り詰めるそうです) 足元スカスカが嫌いな方、どうぞお試し下さい^^ 有島さんが思う一番バランスのいい鉢植えの高さは 鉢高:樹高=1:2(〜2.5)の割合だそうです。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 有島さんのビックリ日課 (有島さんは80〜90鉢のバラを鉢と地植えで 育てていらっしゃるそうです) 梅雨明け〜9月10日位まで、仕事から帰ったら バラにシャワーをやること! (帰宅時間は夜7時から12時をまわる事も) 目的は葉水。通路や道路にも!いわゆる打ち水ですね。 ※水遣りではないので鉢には遣らない事! そんなことして「ウドンコにならないの?」 皆さん首を傾げましたが、ウドンコは 摂氏18〜25℃ 湿度100%が2〜4時間で発生。 打ち水効果で温度も下がり、すぐに乾くので心配は無いんだそう。 「黒星は??雨に当てるとダメなんでしょ?」 黒星は6時間濡れると胞子が分質し、発生。 それ以内に乾く夏場はOK。 但し、夏場以外の夕方以降の散水・水遣りはタブー。 あくまでも葉水、打ち水。水遣りではありません! 私は「いかなる場合でも午後の水遣りはダメ!」と 伺ってきましたので、もちろん葉水も…目から鱗でした。 但し、私のバラの先生達はコンテスト目的の方も多いため ‘バラをどう咲かせたいのか、 咲かせる目的は何なのか‘ で、管理方法も全く異なることが、はっきりと分かりました。 だから、沢山の本を読めば読むほど、書いてあることが違っていて どれを信じていいのか分からなくなってしまう そうではないんですよね、バラの生育サイクルや特徴を把握すれば 必然的に自分流の育て方や仕立て方がが出来事が分かりました。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ おすすめ苗の植え付け方法 冬の休眠期以外は絶対根鉢を崩してはいけません! 常識ですよね。 有島さんは「根鉢を崩さず、根をほぐす」と仰いました。 つまり、鉢から苗を抜き、形を崩さずに、下のぐるぐる回っている部分を やさしくゆるめてあげ、新しい鉢に植え付けるのです。 そして培養土。乾いたものではなく、活力剤を希釈した水溶液で 湿らせておき、それを使用する事。 なぜか?乾いた土で植えつけると、後でたっぷり水を遣っても 苗の下側には充分に水が行き渡らないから。 この方法はとても有効で、後に根の張りが断然よくなるそう。 (草花を植えるときも同じだそうです) この際、緩行性化成肥料の大粒(2年効くタイプ)を入れると 2年後の植え替え(ローテ−ションで植え替え)まで管理が楽なんだそうです。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ お土産にハイポネックスさんの商品を頂きました。 左からハイポネックスさん創業前からあるという微粒肥料 (かなり定評があると聞いていたので興味津々)、 これはイチイチ水溶液にしなくても、株元にぱらぱら蒔いて 規定量の水をかけても効用は変わらないので、 そんなやり方もアリの様です。 バラの置肥(これはtomboも愛用♪ナメが来なくてグーなんです)、 バラの殺菌剤(ちょっと使用に抵抗アリなので様子見ながら…) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 肥料の遣り方でもうひとつ。 液肥を遣る時は必ず、一度通常の水遣りをし、土全体を濡らしてから。 そうでないと、偏りが出るようです。 固形のばら撒き型肥料は、雨の日にばら撒くと葉に乗った肥料も 雨で振り落とされ、薬害にも効果的なんだそうです。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 長くなりましたがそんな感じで濃厚な時間でした。 有島さん、澤泉さんの楽しい話が聞けて、解り易く、 また楽しかったです。 実は今回が2回目だったそうです。 来年もさらに進化して開催されますように♪