魅せるエクステリアU+AE
水留周二作品展
ニックネーム: サマーベア
投稿日時: 2012/12/10 14:25

 

12月7日〜12月20日

東京・神田 ギャラリー・サージにて

弊社の施工スタッフの水留周二氏による

作品展が開催されています。

 

テーマは「俳句とデジタル・カメラ〜瞬間からの細道〜」

 

インスタレーション(場所や空間全体を作品として

体験させる芸術)による表現です。

 

主にデジタルカメラで撮影した写真を投影して、

現代の社会現象を音響や装置を使って、表現しています。

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「広島の憂鬱としてのSKY」

 

失われたものに「空」を投影し、その下では風車が回転しています。

 

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そして、その風車から送りこまれた風が

津波と原発、自然と科学の二つの破壊力によってすべてがゼロと

なってしまった福島へ送りこまれています。

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松尾芭蕉の「閑さや 岩に染み入る 蝉の声」とい俳句の

蝉の声が、静かになった福島に鳴り響くことが

想像できなくなってしまったと

水留さんは語っています。

 

でも、この多面体のなかで耳を澄ますと、

蝉の鳴き声が聴こえてきます。

ここでも、家族の影、葉っぱの影、さまざまな

「shadow」が投影されています。

 

…津波の後、浜辺でかけがえのない家族の写真を求める姿を

見て、いかに写真が人間にとって重要なものであるかを再認識したと

水留さんは語っています。

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風車から送り込まれた風は、

「永遠に生をリレーしていくものの象徴としてのgrass」へ

つながっていきます。

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ドラム缶に浮かんだまんまるな水鏡。

投影されたgrassがきれいでした。

 

デジタル化の社会のスピードに

現代人は後戻りできませんが、デジタルカメラによって、

一瞬のブレーキをかけ、再問題化できるのではないかと

作品を通して語っています。

 

 

作者の水留周二氏。

普段はフジホームの現場でコンクリートで造作、造園の仕事をしています。

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 チーム水留造園のスタッフです。

作品展示の協力者です。

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自己満足でない芸術作品に触れ、

作品を体感することで、改めて、現代の社会の問題を

再認識した展覧会でした。

 

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