「ベニシダレモミジを植えましたが、葉に元気がない気がします。植える際に、土を掘ったら、粘土質で土が掘れず、腐葉土を高く盛り高植えにしました。大丈夫でしょうか?」
実際にお問い合わせいただいた内容です。
葉に元気がないという状態には色々ありますので、まず、お写真を送っていただき確認しています。こちらのお客様の場合、そこまでの緊急性を要しませんでしたが、元気がない状態が続いているということで、この秋のよい季節に植え直しもご検討いただきました。
まず、土が粘土質で土を高く盛って高植えにするという方法は、一般的にとられる方法で、問題ありません。ただ、高植えにする際に、しっかり水鉢を作ってあげる必要があります。水鉢を作るというのは、水やりをした際に、しっかり根鉢の上に水が溜まる状態の土の壁を丸く作ってあげるということです。これが不十分だと、水が横に流れてしまい、雨水はホースの水がかかっても、根鉢に深く浸透しません。
次に、気になった部分は、腐葉土だけを高く盛って高うえを作られたという点です。市販の腐葉土は肥料がたくさん混じっているものもあり、腐葉土だけで木を植えると、肥料やけしてしまう可能性があります。何でもあげ過ぎはよくありませんね。土は、自分の土地にあるものを半分~3分の2、残りを腐葉土くらいにしてやってちょうどいい具合です(当店では植え方マニュアルをお客様にご用意しています)。その土地の土にならしてやるのが、やはり一番いいですね。