今月も、11月の庭木のお手入れ方法をお伝えしたいと思います。よかったら、参考にしてみてくださいね。
11月は、日に日に寒さを増し、後半には落葉樹が葉を落として、落葉期に入りますね。こうなってくると、本格的な移植シーズンの到来。極寒期を除く、今から春の芽だし時期までの間は、移植の好機です。落葉期は葉がなくなんとなくイメージが掴みにくいかもしれませんが、迎え来る春に、綺麗なお花や若葉の芽吹きを見るためにも、今のうちにお庭の手入れをしっかりしておきましょう。寒地性の針葉樹にも、もちろん適期です。
また、秋に結実を迎えた庭木をお持ちの方は、果実を収穫してその種子をまいてみるのも、面白いかもしれませんね。種を蒔く際は、果肉をつぶしてよく水洗いをしてください。春に蒔いた方がいいものは、乾燥させないようにした状態で貯蔵しておいて、時期が来たら蒔きます。いずれにしても、庭木は草花と違って発芽までに時間がかかりますので、気長に待ちましょう。
葉が茂っていない落葉期は、害虫の卵やまゆを見つけやすい時期です。そもそもの樹木の美:枝ぶりなどを楽しみながら、丹念に探してみるといいでしょう。見つけた場合には、被害枝を取り、処分しておいてください。お子さんがいるとちょっと可哀想と思ってしまうかもしれませんが、ミノムシも全部取ってしまってくださいね。
10月〜11月は、多くの宿根草の根の成長期です。こちらも植え替えや株分けの適期でもありますので、庭仕事のやることの多い季節ですが、秋の気候を楽しみながら、お庭に手を加え、素敵な春を迎えられるようにしましょう。