おはようございます。もう12月ですね。街中の木々も紅葉から落葉に進んでいます。イチョウ並木はきれいですね。さて、今月も12月のお庭の手入れについて書きました。よかったら、参考にしてください。
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12月は、寒さがいよいよ本格化し、庭は寂しくなってきますが、特に落葉樹は植え込み適期です。冬に実をつける木々もあり、可憐な雰囲気をかもし出します。今月は冬ならではの作業をお正月を迎える前に終えておきましょう。葉が展開した6〜7月に発生した病気の病原菌は、冬の間は越冬状態で潜伏します。落ちた古葉や病気にかかっている葉は全て取り除き、感染源や害虫の越冬場所を綺麗にしておきます。万が一カイガラムシを発見した場合には、カイガラムシを掻き落とし、今のうちに石灰硫黄合剤を散布して、対応しておきましょう。寒い地方では、石灯篭や手水鉢のひび割れを防ぐためにコモ巻きをします。水道管なども水が凍結しますので、防寒をします。苔庭の苔は霜柱で浮き上がると枯れてしまうので、防寒用に敷き松葉をします。鉢植えがご自宅にある場合には、戸外で冬越しができるかどうかの判断をします。まずは、それぞれの耐寒性を調べます。そして、冬越しさせる場所の条件を知ります。同じ敷地内でも建物と鉢植え庭木との位置関係や地面からの高さによって、日の当たり方、霜の降りる強さ、寒風の当たり方が変わります。この時期の植物は乾燥に耐えうる状態になっていますが、からからは禁物なので、土の様子を見つつ、週に1度程度の水遣りを心がけます。耐寒性種は、戸外のどこでもまず大丈夫ですが、半耐寒性種は、霜や寒風の避けられる場所を選びましょう。室内に取り込む鉢植えの植物については、冬越できる最低温度でグループ分けし、光の必要量に応じて配置します。ほとんどの植物は、冬は日光に当てるほど元気に育ちます。日光が長く当たる場所が少ない時は、光が少ないと枯れたり花付きが悪くなるものを優先して、屋内配置を考えましょう。また、水の要求量に応じてもグループ分けすると楽です。冬に開花中の樹木は、水を十分必要とします。逆に多肉質の種類などは乾燥気味にしないと根腐れを起こしやすくなります。水管理同じもの同士、まとめて置きましょう。部屋の最低温度を知ることも大変重要です。植物の高さに合わせて室内計を設置しましょう。
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最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。