先日、東京都世田谷のお客様より、お庭に咲いた紅梅のお写真が届けられました。青空を背景に、とても素敵なお写真ですよねー。
エニシダやミツバツツジ、U+881F梅なども別々のタイミングでお送りさせていただいたことがあるのですが、その都度、綺麗なお写真を送っていただけるので、とても嬉しくなります。お庭で畑もされているとのこと、手入れがされとても土がよさそうなお庭、でも、今年は花木を中心にお庭を充実させていく計画だそうです。
こんなやり取りを長きに渡りお客様とする、樹木屋の理想とするところです。当店は、一度お問い合わせいただいたご縁で、すぐにお庭いっぱいにたくさん買っていただくというお客様もいらっしゃいますが、こうやってひとつひとつご相談いただいて、そのお客様のご趣味、その背景、そのお庭の癖をお聞きしながら、長くお付き合いすることも多くございます。「昔からある百日紅が弱ってきて・・・」など、当店がお会いする前からある庭樹のご相談ももちろんありますし。「もうそろそろお年頃ですねー。○○してみたらどうですか?」と会話しながら。
樹は、大きくなり、形を変えます。お庭は成長します。植えた時のそのままということはありません。理想の形をお家を建てたその時すぐ思い浮かべて、きちきちに全敷地を埋め尽くすというのではなく、3年後、5年後を思い浮かべて、少し、樹と樹との感覚を開けて、余裕をもって植えた方が、最終的にはきれいな収まりのいいお庭になります。
長くお付き合いしていきたい、樹木屋の願いです。