梅雨明け・・・と思いきや、今日は雨 でも恵みの雨です 新規に植えた庭木や花の水やりも今日はお休みできました クソ暑い日が続いてたんですが、今日はちょっとは過ごしやすかったですね そんな雨の中竹垣のお仕事。 以前は四ツ目垣だったものを、金閣寺垣にやり直しました。 そんなに傷んでもいなかったんですが、施主様曰く、「なんかしっくりこない・・・」 漠然として、私も最初はどうすればいいものか・・・悩みましたね 現状の四ツ目垣でも違和感はなかったんですが・・・ お客様の要望に応え、ベストな提案をするのも庭師の立派な仕事。 高さを少し低くし、垣の向こう側の景が 【やんわり】 と見えるようにし、なおかつ仕切りの存在感も出させる。 施工金額も抑え、施工日数も短縮できる。。。 そんな条件を揃えているのが 金閣寺垣。 簡易的に見えますが、金閣寺垣にはいろいろな要素が含まれています。 立子を切りそろえる作業、押縁を鉈で割る作業、天笠と押縁を合わせる作業、シュロ縄での飾り結び。。。 高さの低い垣ですが、ここには多くの技術が注ぎ込まれています。 名前の通り、本歌は金閣寺にあります 竹垣の良さは 「年月とともに色褪せ、傷んでいくところ・・・」 変なことを言ってますが、それが本来の 【物】 のすべて 時とともに色褪せていくのを眺めてゆき、傷んだら補修をし作り直す。 それが庭の中での物語で、庭の文化です。 今日は青い竹でも、明日は少し色落ちてるかもしれません。 それがまたいいんです