秋の大市の日。
ですが、わしはマツ、カシ、ウバメガシ、モミジ、モッコクのある池の庭の手入れの一日でした。
今年の夏の暑さは、どうやら、マツにとっては、とても良かったみたいで、
例年以上にフサフサと繁っていました。
池の庭といっても、数年前、お客さんの要望で、水を抜いて、真砂土で埋められています。
池にかぶさるように植えられた木の手入れは、足場を組んで養生したり手間のかかるものですが、
水面だったところが土になると、一気に仕事し易くなります。
が、やっぱり水があるほうが、庭が呼吸している感じはします。
紅葉するモミジが水面に映るところを、縁側に座って見たいなあ。
で、話は競りへ。
つくばい二点、予算内で競り落とせました。
市では、ことごとく同じおじさんと競り合いになったらしく、
目を付けていた、もう二点のつくばいは、わしの予定価格を大きく超えて、
そのおじさんに持っていかれたそうです。
残念でしたが、手に入ったつくばい達の嫁入り先を考えると、楽しみになります。