今日と明日の予定で、年一回手入れのお庭です。 クロガネモチの座る表庭と、二本の直幹マツが仲良く並ぶ裏庭、 初日は裏庭でした。 石類のほとんどないフラットな裏庭にマツが二本あります。 昔から、植木屋さんの世界では、1、3、5などの奇数を使うことが多いので、もしかしたら、以前はこの庭のどこかにもう1本、あるいはもう3本マツがあったのでしょうか。 それとも夫婦マツなのでしょうか。 それはさておき、せっかちMAXの親方が左のやや高い方を、 わしが右のマツを担当しました。 が、なにせ二本のマツが接近して立っているので、脚立の立て方、足場の組み方はお互いに邪魔にならないように遠慮しながらの作業です。 (もっとも、気を遣っているのは、わしだけかもなんて思ったりしますが・・・) 結果、スムーズに作業は進み、親方もご機嫌でした。 やれやれ、とホッとするわしです。 「並ぶ」、「となり」からの連想になるのですが、 このお庭の縁側にある、昔ながらの腰掛けです。 束石の上に縁台の足。最近の建物では少なくなったような気がしますが、好きなんです、こういうのが。 緑に囲まれた庭で、テーブルに「向き合って」おしゃべりする、のも楽しいひとときですが、 縁側に「隣どうしで」腰掛けて、同じ風景 ( 庭 ) を眺めながら茶飲み話をする、というのも和む時間だなあ、と感じます。 二本並んだマツも庭と家を見守りながら、四季をすごしているのかなぁ・・・。