滝口にヤマモモのある枯山水、玄関前につくばい、というL字形のお庭の手入れでした。 平日は往来の激しい道路に面しているのですが、 日曜日ということで人通りも少なく、 気兼ねすることなく道路側に12尺の脚立を立てて作業できました。日曜日の仕事の利点だなぁと感じます。 ヤマモモから、枯山水の流れとは逆方向に、玄関前までの植栽の手入れを担当しました。 電線に枝がかかりそうだったヤマモモも 花芽をたくさんつけたハナミズキも こんもり繁った斜幹のウバメガシも みんな状態が良く、安心して手入れできます。 ところで、 玄関脇のつくばいに彫られた「吾唯足知」の意味を ずっと勘違いしていました。 正しくは「足ることを知る」ですが、「知ることを足る」だと思っていたのです・・・。 「わたしは十分知ってますから、もうこれ以上知らなくていいです」といった内容かな、とひとりで思い込んでいましたが、 せっかちMAXの親方に 「シルヲタルじゃのうてタルヲシルじゃろう」 と指摘されて気付いたのです。 そうか、「われ、ただ、たるを、しる」なのかぁ・・・。 欲張っても切りがない、現状で充たされていると思えば、豊かな気持ちになる、といった解釈なんですね。 なるほど、と思いました。贅沢への戒め、なのでしょう。 ただ、 知識はたくさんあってもいいなぁ、荷物にならないし、 なにより、今日みたいに、間違って覚えたことも、常に新しく 正していきたいですし。 つくばいの中が、腐ることなくいつもキレイなのは、 U+7BD4から絶え間なくしたたり落ちる水のおかげです。 知識もそうありたいもんです。