午前と午後で二つの小庭の手入れ仕事でした。 どちらもマツがメインですが、 一方は、春に芽摘みをして、今回は古葉をむしって本手入れをするマツ、 もう一方は年一回ハサミを入れるマツ、 と、作業内容のやや異なる手入れになります。 午前のお庭にて。 小庭に、小ぶりな灯籠と飾り井戸があります。 限られたスペースですが、マツの他にも、ウメ、モッコク、サザンカ、ツバキ、カクレミノなどが植えられています。それらが、お互いに空間の取り合いをしつつも、けんかせずに調和していくには、やはり年二回の手入れが必要になります。マツも細かな芽で、葉は短く、優しい感じになるようです。 年一度のマツのほうは のびのびした感じになっています。周りの植栽から独立した存在として、空間を独占しています。 ここのマツは、一年のうち、やや緑の濃い時期 ( ハサミを入れる前の夏〜秋 ) とやや薄い時期 ( 剪定後の冬〜春 ) の差が多少あったとしても、こらえられる環境に植えられている、というわけです。 もちろん二度手入れすれば、緑の濃さが安定したマツにはなりますが、そこからは、お客さんの好みや要望次第、となってきます。 植えられている環境によって、いろんな手入れ方法の選択肢があるものです。