わしゃあ、植木屋じゃけぇ。〜広島己斐の庭師のブログ〜
手入れ回数の違いには理由が・・。
ニックネーム: 己斐の猿飛えっちゃん
投稿日時: 2010/12/11 19:54

午前と午後で二つの小庭の手入れ仕事でした。

どちらもマツがメインですが、

一方は、春に芽摘みをして、今回は古葉をむしって本手入れをするマツ、
もう一方は年一回ハサミを入れるマツ、
と、作業内容のやや異なる手入れになります。

午前のお庭にて。

小庭の枯山水

小庭に、小ぶりな灯籠飾り井戸があります。

四つ目垣

小さな流れに小さな橋

限られたスペースですが、マツの他にも、ウメ、モッコク、サザンカ、ツバキ、カクレミノなどが植えられています。それらが、お互いに空間の取り合いをしつつも、けんかせずに調和していくには、やはり年二回の手入れが必要になります。マツも細かな芽で、葉は短く、優しい感じになるようです。

年一度マツのほうは

マツ1本でも

のびのびした感じになっています。周りの植栽から独立した存在として、空間を独占しています。
ここのマツは、一年のうち、やや緑の濃い時期 ( ハサミを入れる前の夏〜秋 ) とやや薄い時期 ( 剪定後の冬〜春 ) の差が多少あったとしても、こらえられる環境に植えられている、というわけです。
もちろん二度手入れすれば、緑の濃さが安定したマツにはなりますが、そこからは、お客さんの好みや要望次第、となってきます。

植えられている環境によって、いろんな手入れ方法の選択肢があるものです。


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