広島市の最高気温が16.6℃、汗ばむくらいの陽気でした。 この暖かさに乗じて、明日まで残りそうだった、集合住宅の緑地剪定作業も今日いっぱいで完了させることができました。 冬の花がにぎわっている植え込みでは・・・、 サザンカやロウバイが存在感を増してきました。 常緑のヒイラギナンテンも紅葉 ( ? ) でしょうか。 そんな中で ザクロは葉っぱをすべて散らし、実もいくらか落ちています。 実のなる木の話ですが・・・。 カキの木などでは 昔から「木守り」の習わしがあります。 「木守り」とは、実を収穫する際に 「来年もいっぱい実をつけますように」 という願いをこめて 実をひとつだけ残しておく風習です。 独り占めせずに鳥たちに置いておく気持ち、たくさんの収穫を天に感謝する心、木を裸にしてしまうのは忍びないという優しさなど いろんな思いが込められた、日本人らしい習慣だなぁと思います。 で ザクロの木守りをどうしようか、と悩むわけです・・・。 というのも、伸びた枝の先に実をつけるザクロは、年一度の手入れでいくと、残しにくいのです。 迷ったあげく、 木の又にひっかかった実に 「木守りよろしくお願いします」と託すことにしました。 自分の気持ちには、ひっかかりのないように・・・。