オ-プンガ-デンみやぎに入会して、初めてのオ-プンガ-デン見学だ。 4月24日に仙台市西部の副都心に位置する「クリスマスロ−ズガ-デン」に伺った。 車から降りた玄関先からは、庭の様子は伺えない。私の庭とはまったく別で、道路からは庭の存在が感じられなかった。隣の境界沿いの小道を案内され、ツルバラがからまるパ−ゴラの門を通りぬけると、木製フェンス正面のクリスマスロ−ズが出迎えてくれた。 敷地沿いには雑木が茂り、その足元に春の宿根草が咲きほころんでいた。まるで別荘に入った錯覚を覚えた。 敷地沿いには、川が流れている。建物と川に挟まれたL字型の庭は、先が見えず、奥の方はどうなっているのか、といった期待が、その奥行きを感じさせてくれる。心憎いまでの演出である。 庭の小道を草花を見ながら、L字の角を曲がると、期待とおりのクリスマスロ−ズを中心にした南に広がる庭が輝いていた。 クリスマスロ-ズは、木々の幹にともマッチしている。 クリスマスロ-ズの多さもさることながら、ダブルなどの種類の多さも驚きである。 さらに、スイセンや宿根草のコンストラクションも違和感が無い。遠い昔から自生していたかのように溶け込んでいる。 庭の終着は、階段状のウッドデッキから伸びるリビングル−ム。自然風の庭の主賓がクリスマスロ-ズ、そして脇役たちの草花。背景には雑木と水辺の空間。これらを巧みに組み合わせ、建物と一体的で連続した庭を味合うことが出来た。 たった、20分くらいの見学であったが、四季折々の表情を見せてくれる庭だと想像をかき立てられた。 今度は、秋に伺いたいものだ。 帰りの車の中で、カ−ヘンタ−ズの「イエスタデ−ワンスモワ−」の旋律が頭を過ぎった。