今日は若い頃、
意味不明な自信に充ち溢れていた頃のことを
思い出していました。
学生時代、立山黒部アルペンルートの
室堂にある『ホテル立山』というところで
売店の売り子のバイトをしていました。
標高2500メートル。
外出する場所もなく
寮では見たいテレビが見れるわけではないので
夕方、仕事が終わると
毎日のように夕日の沈む下界や雲海を眺めていたのを
覚えています。
いろんな人に出会い(夫もその一人)
「自分の生き方」をどうしたいか
初めて考えた場所でした。
休日、一人で
通学用のバッグパックにパーカーとパンを入れて
ジーンズにスニーカーという
なめた出で立ちで室堂を出発し
途中、のどが渇いて残雪をほおばりながら
けものの毛のかたまりにビビりながら
片道5時間かけて大日小屋まで歩き
すぐ引き返して
最後はダッシュで日暮れに間に合ったという
今では絶対出来ない(しない)
経験もしました。
挑戦することに恐れはなかったし
敢えてひとりになっていた気もする。
歳を重ねても何かに挑戦したり
自分を追い込めるって凄いと
あらためて気づいた。
最近上手く生きる事に執着しすぎて
壁にぶち当たっちゃったんだなぁ。