最近、お客様の二次製品離れといいますか、
お客様からオリジナルデザインを希望されることが
増えましたので、タカショーさんの材料で
詳細図を起こすことが多くなりました。
メーカーの二次製品をCADで ‘落とす’ のとは違い、
部材ひとつひとつを入力するのは、手描きよりも
時間がかかりますが、ご提案の際に欠かせなくなって
きているのが3Dパースであります。
お客様のイメージやご要望が強いほど、
イメージの共有が重要になってきます。
最近のCADは、とても繊細な『絵』に仕上がります。
奥様の頭の中のイメージがパースになることによって
一気に現実味を帯びてきます。
ようやく旦那様にも理解でき、職人さんともイメージの
共有が出来ます。そのうえで、職人さんは新たな提案を
してくださいます。
現場が動き出せば、ダンプのフロントガラスには
様々なアングルや、クローズアップしたパースが
常に置かれていて、いつでも、誰でも確認出来る
施工図の代わりになっています。
設計専門とかデザイナーというと、自己中心的で
現場とはかけ離れていると思われがちですが、
お客様に、‘これ以上ない大満足’ をしていただきたい
と思う気持ちは、施工業者様と同じつもりです。
『綺麗な絵』を売っていると思われることもありますが
使い物にならない図面にお金を払ってくださるお客様は
いらっしゃいません。
また、完成するまでどうなるか分からないのに
大金を出してくださる施主様も少なくなってきました。
現に、多くのお客様は『綺麗な絵』を見たところで
以前のように驚かれることはほとんど無く、
当たり前と思っていらっしゃいます。
私は、事情もあり今は図面でお金をいただいています。
でも私なりに精一杯、想いを込めて
お仕事をさせていただいており、
遊びでやってるつもりはこれっぽっちもありません。
最後はちょっと脱線してしまいましたが
『私の考えるIT化〜CADは別にかっこつけじゃないよ、』
でした。