今日は朝から母が小豆を煮ていて
家中あんこの匂いが漂っております。
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先日、玄関に『まゆ玉飾り』をしました。
このまゆ玉飾りは、各地にもあるように
小正月に五穀豊穣や商売繁盛を願って
縁起物をミズキの枝に飾り付ける伝統行事です。
この辺りでは、どこの家にもあるというわけではないですが
飾ると、どんよりした冬の間が華やかになるので
我が家では10年くらい前から飾るようになりました。
豆砂利の保育園にも飾られていて
その豪華な様子がとても羨ましくなったので
今年は飾りを増やそうと思ったら
以前は売っていたところに売っていなくて
調べてみたところ、現在は
多屋さんという方しか作っていないということでした。
このまゆ玉、信州の風習を真似たものらしく
お正月のもち米を粉にして
お煎餅のように様々な型に焼き上げるのですが
昭和14年頃、食料統制令によって
作る材料も作る人も無くなったそうです。
戦後一時復活しますが、現在、このような形に、焼いた後に
色をつけるのは多屋さんだけになってしまいました。
その多屋さん、なんと我が家から車で5分ほどの
住所だったので、地図を見て行ってみると
大きな看板があり、すぐにわかりました。
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見た目はお店ではなく、工場だったので
とりあえず、看板の電話番号に
小売りしてもらえるか問い合わせてみたところ
とても気さくな感じのご主人が
「よかったらおいでよ。」と仰るので
「えっと..実は今..前におりまして..」と言うと、
「ああ、塀のとこに止まってる車ね。入っておいで。」
と言ってくださいました。
多屋さんの中に入ると、さすが、豪華な飾りが↓
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出してきていただいたダンボールから
いくつか選び、購入させてもらいました。
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これで1500円でおつりがありました。(鯛はおまけ)
すべて手作業で、昔からのやり方を引き継いで
つくられています。
工場を覗き見すると、おばさんが
大きな扇形のまゆ玉を制作中で
そこには『平和日本』の文字がありました。
いつの時代にもある ‘願い’ ですが
‘願い’ というと個人的なものばかりの
現代人の私。
幸せなのか、心が小さくなってしまったのか...。
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つけ足して少し豪華になりました↑
多屋さんが、「また来年も待ってるよ。」
と言ってくださったので
来年はもっと大きなミズキを用意しなければ。