先週、豆砂利が誕生日を迎え
生命力の強さに感謝したところだったけれど
その2日後、山梨の従兄が亡くなってしまった。
昨年の春に会った時は
新潟まで家族旅行に来れるくらい
まだ元気だった。
50歳。癌だった。
二人の子どもはまだ小学生。
長女は危篤状態の父親を前に
病院の先生に
「お父さんを助けてください!」と
取り乱し、泣いてすがったが
息を引き取ると
「先生、ありがとうございました」と
深々と頭を下げたという。
それを想うたびに
本人の無念と健気な家族の姿が浮かび
悲しみが去らない。
子供に先立たれた伯父、伯母もしかり。
会社を継ぎ、若手を引っ張って
頑張っていたらしく
花輪は100ほども並び、友人、仕事仲間など
多くの方が、泣きながら故人を送ってくれたそうだ。
あれから一週間。
仕事をしながら、それぞれの家庭の
5年後、10年後、15年後の生活、家族の笑顔を
想像するからだろうか、
しんちゃんの事を想い出しては
涙が出てしまう。
仕事も捗らないので
思い切って、映画「僕と妻の1778の物語」を
観に行ってきた。
思いっきり泣いて、気持ちを切り替えようという
考えだった。
作戦は失敗。
映画館が思いのほか寒かったこともあって
あろうことか最後の
小説の1778話のところで
全然映画に集中出来なくなって
トイレにダッシュ。
‘えっ..今!?’ 的な視線の中
申し訳ないと思いながら
サササっと忍者のように走って戻ると、、
ほとんど終わっていた。
号泣しそびれたうえに
もやもやは残るし、
帰りに友達のお店に寄ってその話をしたら
楽しそうに爆笑されるし
未だうつうつもやもやから脱せず。
こんな時は、
こんな時は、、
..やばい、早く仕事しなくっちゃ。