残暑お見舞い申し上げます。 連日の炎天下、庭ではサルスベリが咲いています。 夏の強い日差しに負けじと咲くこの花、よく見るととても面白い花のつき方をしています。 7つか6つの花弁がスーッと外側に伸び、花弁がフリル状になっています。 お盆になりました。我が家の菩提寺の向かい側にある荘厳寺さんの境内に見事なサルスベリが咲いています。 お墓参りに行った時、思わず目を奪われました。 今年はことのほかたくさんの花をつけたように思われます。お寺さんで咲いているからでしょうか、震災で亡くなった多くの御霊を慰めているかのように、華やかさが返って物哀しく感じられました。 咲き出してから百日咲き継ぐと言われ、百日紅(ヒャクジツコウ)の別名を持つこの花木。毎年いつまで花を咲かせているか見届けようと思いながらも、秋口にはもう忘れて秋の花に目を移してしまう私です。 今年こそ、咲き終わるまでじっくりと愛でたいと思います。