京都のhory garden日記(旧)
名前の印象って・・・
ニックネーム: hory garden(旧)
投稿日時: 2012/06/02 11:47

可愛いお花が咲いています。

玉咲小町草  虫取撫子 (むしとりなでしこ)です。

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花は鮮やかなピンク色で美しく、可愛いお花です。

昔ほど多くはありませんが、いまでも庭先に植えられているのをよく見かけます。

私も幼少のころから自宅の庭先に沢山咲いていたのを覚えています。

それにしても虫取り…とは何とも怖い食虫植物のようですが、

茎にある粘液で昆虫を捕えるだけで、食虫植物ではありません。



花粉を運ばずに蜜を奪ってしまうアリなどの虫を遠ざけるためなのか、

実際小さな虫たちがくっついて動けなくなっているのを見かけます。

虫としては迷惑な話ですよね(笑)

   [画像]

(葉っぱの下の、枝の部分がベトベトしています。
この粘液で虫をひっつけちゃうだけで、食べたり、吸汁したりはしないんですけどね)

「虫取撫子」なんて可愛そうな名前は和名だけかと思いきや、

何と英名も Sweet William “Catchfly”  ですって・・・

何とも気の毒な感じがします。

ムシトリナデシコはヨーロッバ原産の帰化植物で、

江戸時代末期に渡来し園芸用に植えられていたのが一部野生化し、

疎まれているところもあるようですが、

先日もブログでアップしたハルジョオンやヒメジオンなどの

要注意外来生物(植物)と比べると、

ムシトリナデシコはそれほど在来の生態系に与える影響が少ないとされたのか、

要注意外来生物の指定からも逃れているお花です。

この花が広がっているのは、その繁殖力の強さに加えて、

美しいために抜かれることが少ないという理由もあるのでしょうかね。

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幼少のころ、可愛い花摘みをしていたら、

手がベトベトになって大騒ぎをしたお恥ずかしい 思い出もありますが、

なぜか、見ているとホッとするお花です。

きっと、見ているだけで幼少のころ頃に帰れるお花だからでしょうかね(笑)


                                  T


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