今日はお庭の陰の脇役、アジュガのご紹介〜。 アジュガはヨーロッパ原産、シソ科の耐寒性宿根草。 ランナーと呼ばれる細長い茎を地面に這うように伸ばし, 節から根を下ろしてどんどん横に広がって増える植物です。 (今、当社のアジュガは花穂を伸ばし始めていますよ〜。) 耐寒性もありますが、霜にあたると葉が枯れるので、 寒冷地では簡単な霜よけが必要かも。。。 乾燥には弱いので土が湿り気味になるように管理します。 アジュガは何と言っても耐陰性があるので、建物の陰や樹木の下など、 日当たりの悪い場所でも良く育ってくれます。 4〜5月には10〜30cmの花穂を真っ直ぐに伸ばし、 小さい花を幾重にも重ねて咲かせます。 その姿から、別名(十二単・ジュウニヒトエ)とも呼ばれているんです。 少し地味ですが、穂状に咲く花は捨てがたい魅力がありますね。 又、耐陰性が強いので、日当たりの良くない場所でも、 十分花を楽しめる点も利用価値がありますね。 こんな風に日陰のほうが良く育つ植物や、日陰に耐えられる植物は沢山あります。 「日陰だから、お庭や花壇造りは・・・」と諦めずに 日陰でこそつくられるお庭造りもあります。 昔ながらの坪庭など日陰だったりしますよね。 本当に落ちついて、心が安らぐ庭は、 実は日陰でこそつくられているのかもしれません。 そう考えると、耐陰性のある植物の楚々とした美しさも分かりますね〜。 T