先週の事、仕事中のラジオから聞き慣れぬ言葉が流れてきました。
そのラジオのパーソナリティーが言うには、
フジッコの「おまめさん」は豆を丁寧に表現する「御所言葉」で表してるそうな。。。
そこで出てきた「御所言葉」・・・
京都に何年も住んでいながら、そんな言葉があることすら知らんかった・・・
と調べてみると、
WEBより
「御所ことば」は今からおよそ600年前の室町時代初期頃から、京都御所の中で、
天皇の側に仕える女官によって使われはじめた独特な言葉です。
天皇が東京の皇居に移り住む前、江戸時代までは天皇は京都の御所が生活の場でした。
そこで使われていたのが「御所言葉」です。
正式には「御所ことば」とか「女房(にょうぼう)ことば」、
もしくは「女中(じょちゅう)ことば」などといわれています。
元は宮中に仕える女房の仲間内で用いられた女性心理に由来する隠語で
省略形や擬態語・擬音語、比喩などの表現を用いる。優美で上品な言葉遣いだとされ、
主に衣食住に関する事物について用いられた。
語の頭に「お」を付けて丁寧さをあらわしたり、
語の最後に「もじ(文字)」を付けて婉曲的に表現したりする御所言葉は、
のち、将軍家に仕える女性、さらに町家の女性にまで普及し、
現代の一般語になったものもある。
この特殊な御所言葉は「〜さま」より「〜さん」を多用します。
これが、無生物にも用いられるようになり、
「お豆さん」や「お芋さん」と言うようになりました。
関西地方で飴玉のことを「あめちゃん」というのはこれが変化した形です。
現在の京都の言葉には、この「御所言葉」が少なからず影響していると言えます・・・とな。
日本経済新聞クローズアップ
例えば、
「おむすび」 ← おにぎり
「おでん」 ← 味噌田楽
「おじや」 ← 雑炊
「おまんま」 ← ご飯
「おはぎ」 ← ぼた餅
「おしんこ」 ← 漬物
「おつくり」 ← 刺身
「おかか」 ← 鰹節
「おみおつけ」 ← 味噌汁
「おひや」 ← 水
「おさゆ」 ← 湯
「おなら」 ← 屁
「おむつ」 ← 下着
「おまわりさん」← 警察 ・・・・などなどもその御所言葉らしく、
あまりにも無意識に使ってる言葉ばっかりでビックリU+203C
普段当たり前に使っている言葉も、それぞれ意味があっての事だったんですね〜。
なんて奥が深いんでしょう〜 ♪ (いやいやTさん、アンタが浅すぎるのよ・・・)
フジッコのおまめさん、今後はちょっと違う目で見てしまいそうです(笑)
ちょっとお勉強になったラジオ情報でした。
T