京都のhory garden日記
黄土色の水位線
ニックネーム: hory garden
投稿日時: 2013/09/23 17:39


先週は外構のお打ち合わせ時をはじめ会う人会う人

「台風は大丈夫でしたか?」が合言葉のようになっておりました。

「川の水位があと数十センチだった」とか

「うちは大丈夫でしたが、目と鼻の先で浸水家屋が出て…」

と言う話はいろんな方から聞きました。

離れている友達からも「大丈夫やった?」と連絡貰ったり…。

確かに、移動中も、稲がべたりと寝そべった田んぼや

畳を運びだしていらっしゃる方を見かけ…

本当に大きな台風だったのだなぁと思いました。



昨日は、お休みでしたのでぶらりと出かけました。

この前の台風で気になってた日吉ダム(2011/7/13ブログ)にも行ってきましたが…

植物に水位のあと残ってるね。

ダム湖の色が通常ではない色をしていました。

(台風から一週間が過ぎようとしていましたが…)

空は、秋らしく…。
でもダムの茶色は台風来たのが一目瞭然だね。

ダム天端から側面を見ますと…

本当に水位が上がってたのだなぁと…

ダム湖周囲の樹木も黄土色の水位線がくっきり。



そうそう、見学施設はダムの中にあるんです!

ちなみにダムのなかの施設で

ダムの最高水位の図を見学したのですがEL.201.00m。

でも実際あの日は、下流の桂川が氾濫しておりましたので

限界を超えるEL.201.69mまで放流を待ったそうです。

(この段階で貯水率が360%を超えていたそうで…)

    →日吉ダム管理所HP

一応いろんな事態に備えて、水位計4m分多いんだね。
水位計は見えづらいけれど、ダムの側面コンクリートはくっきり!

ダム湖の水位計を見ると、確かに201mラインを超えたところの

コンクリート側面に黄土色のラインが出てました。

茶色いなぁ。ダムも湖も。

昨日は…この一週間でだいぶ放流したんでしょうねぇ。

ダム湖の水位はぐんと下がっていましたが

ほんとこちら側から見ると、ギリギリまで

このダムで耐えてくれてたのが分かりました。



上からの放水はあったのかなかったのか
どこのデータ見たら分かるかなぁ?またデータがまとまったらダムに貼り出されるかなぁ?

放水ゲート側も見てきましたが…

端っこにうっすらと茶色い水の跡。

非常用洪水吐きゲートからは放流しなかったのでしょうかね?

いつもは側面から出てるんだよねぇ!あれはダムの水なのか?それとも支流の水なのか?

この日吉ダムは放流の仕方が少し違うそうで…

(言われると、私も下からと側面からの放流しか見たことないですねぇ)

川の色が土の色で…

この写真の放流されてる水は、ダム湖の下流ですから

もちろん上と同じで今までにここでは見たことのない様な色をしていました。



先日の台風はこの日吉ダムがあっても

下流の桂川は氾濫するような状況だったわけですが

このダムでの貯水で、少しでも非難時間の確保と災害の軽減があったのなら

とてもありがたい話です。

ダムが出来て…良い事ばかりではもちろんないのでしょうが…。



ただこの黄土色の水位線を時折ちゃんと思い出して

大雨に備えないとなぁという気持ちにはなりました。





おまけの写真は…

真っ黒な核果が出てきます!

ダムの近くでクルミ(2012/6/13ブログ)が沢山落ちていて…

靴で踏み踏み、核果を拾ってみました。秋なんですねぇ。



                         (Y) 







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