今日は個人の庭や公園などで見かけることの多いお花、『下野』ご紹介です。
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『下野』って書かれてもピンと来ない方も多いと思いますが、
実は『下野』と書いて「シモツケ」と呼びます。
「シモツケ」と言われて初めて「あ〜」と思い出される方が多いのではないでしょうか。
勿論、私もその中の一人(笑)
その不思議な名前の由来は、
下野国(しもつけのくに、栃木県)にたくさん自生していて、
最初に発見されたことから名づけられという説、
古くから下野(しもつけ)の国(栃木県)で(染料用に)栽培されていて、
そこから観賞用に広く栽培されるようになったことから
「下野(しもつけ)」となったという説、
又、花の咲き方が霜の降りた様子に似ているところからつけられたという説、
・・・・などなど、あるようですが、
清少納言の「枕草子」にその名が現れていて、
平安時代には既に観賞用に植栽されていた事は間違いが無いようで、
古くから愛されているお花のようです。
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その風情のある花は3〜5mmの小さな花が集まって咲くのですが、
花期が短い事もあってか、どこか儚げで優しい雰囲気がします。
今日もドンヨリお空の中、
静に、楚々とお花を咲かせてくれています。
紫陽花が雨が似合うお花の様に、
このお花も晴天より曇り空の方がお似合いのように感じます。
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