表現舎のエクステリア通信 by 山形〜宮城
陸前高田 春
ニックネーム: 山形の に〜のです!
投稿日時: 2014/05/06 08:22

昨年のブログを振り返ってみると

11/3〜11/5に掛けて 岩手県の陸前高田のことを書いています。





       『陸前高田。。。』2013.11.3〜5記
      



あれから 半年が経ち  あの時植えた花たちが

今どのように咲き誇っているかを知りたくて

昨日またまた日帰りで 伺って来ました。




山形自動車道 山形蔵王ICに入ったのは7時半を少し過ぎた頃。

連休とはいえ まだ時間が早いせいか 車は少なく 順調でした。



山形自動車道は宮城県村田町の 村田ジャンクションで 東北自動車道に繋がります。


去年の秋は そのまま東北道を北上し宮城県を通過。。。

岩手県は一関ICで一般道に降りて 

内陸の一関から海側の陸前高田目指して 東進しましたが、、、

昨日は 太平洋側沿岸を北進するルートを取ることにしました。




仙台南部道路〜仙台東部道路〜仙台松島道路〜三陸道路と走り

 『おのくん』のふるさと東松島市を過ぎて 石巻も通過して桃生津山IC。


高速道路を使うのはここまでです。


ここからは国道45号線を北に進みます








ただ ひたすら陸前高田を目指す旅なので

途中の写真が一枚もな


三陸沿岸の状況は

なかなか伝わらないかもしれません。



それでも記録として文章にして残さないと と思います。







南三陸町を通過しました。


左手には 赤い鉄骨だけになって建っているあの防災センター・・・。


大きなバスが2台と数台の乗用車と何人かの人が見えます。


どなたかが語り継ぐために当時の状況を話していらっしゃるのでしょうね。







45号線・・・。 リアス式の海岸線に沿って道は左右に大きく蛇行し

入り江入り江にはそれぞれに集落があって

高い位置から 海岸線の集落に向かって道路は

そのたびに降りて行きます。

すると 大きな看板が目に飛び込んで来ます。



  『ここから津波が来たところです』

  『ここまで津波が来ました』 そういう意味の大きな看板です




45号線は 集落〜集落ごとに津波で分断されきっと孤立したことだろう。

どれほどの恐怖と不安の中で毎日を過ごしたことだろうと想像するに

ハンドル持つ手と 両方の肩が硬く硬くなっていくのがわかります





そう思うと なかなかいわゆる『震災遺構』というものに

カメラを向けることが出来ない自分がいます。









さて・・・・・、

10時も大きく回った頃 漸く陸前高田市に着きました。

車のトリップメーターは213Km。  


奇跡の一本松のところと キャピタルホテルの跡地前に植えた花たちは

見事に咲き誇って 明るく出迎えてくれました。






キャピタルホテル跡地前
   

   

   



   チューリップにパンジー・ビオラ等々



    

  津波で倒れ ねじれた道路標識の土台にも・・・・・。

   





   

  

 今でも震災の爪あとは そのままです。


 


  
 


 


 荒涼とした風景の中に

 







   巨大な建造物が現れていました。

   






   奇跡の一本松への入り口付近
  


  


  



高台移転を進めるために 山を切り崩して

  宅地を造成しなければなりません。

  大型ダンプカーで切り崩した土砂を運ぶよりも

  もっともっと早く作業を進めるために作られた




   巨大なベルトコンベアー。

   

    山側から 海側に土砂を運びます。


   運んだ土砂はきっと防潮堤の建設や

   地盤沈下した地面のかさ上げに使われるのでしょう。


   

   

   




   連休ということもあって

   奇跡の一本松へ通じる道の人の波は途切れることがありませんでした




   ひとりひとりがいろんなことを感じ そして考えたことが

   また明日から日常の生活に戻る中で 

   昨日よりも今日よりも明日が・・・

   そして明日よりもあさってが より希望の未来と感じられるように

   僅かでも行動の規範の足しになったら 前に進みますね。
















   陸前高田から山形に戻る岐路は

   大崎市古川ICで高速を降り 国道47号線を走るルートにしました。

   後の交通情報では村田JCまでの上り車線での渋滞が東北自動道で発生したようで

   結果オーライの判断だったようです。


   





  山形県最上町から尾花沢市に抜けるな山伐峠(なたぎりとうげ)を越えたあたり・・・。


  新緑の萌黄色と 残雪の白と 針葉樹の深緑


      





      





      


  まだまだ春浅い 奥の細道を走って帰って来ました。


                     夕方 5時ごろの帰宅でした。



















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