最近弊社によくお声掛け頂くお客様方の中に、
『駐車場とカーポートは引っ越し前に
ハウスメーカーさん付きの業者さんにお願いし
庭はじっくり住んでからどこかに相談しよう』
というケースが多くみられますっ!”
『いいですねえ〜
はいっ その方がきっといいお庭が出来ますよっ』
っとお話しています。
特に 雪が降る地方はその方が賢明に思います。
屋根からの落雪。。。
除雪した雪の処理。。。
風の通り道や西日の当たり方等々は
やはり生活してみないとわかりません。
昨年の秋にお話させて頂いた 市内 I様邸
2月にお住まいが完成して 冬を経験なさった後の打ち合わせでしたが
お盆を挟んで 今工事させて頂いています。
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右のカーポートと土間コンクリートは
ハウスメーカーさんが工事なさったようです。
弊社がこのたび I様からご用命頂いたのは
このアプローチと 奥につづく庭の設計。。。
アプローチのボーダーラインにはカーブをつけてはいますが
実際にお客様の歩く動線は玄関に向かい真っ直ぐです。
庭のなかの動線は
大きく迂回するのも素敵な設計ですが
なるべくアプローチは
むやみに遠回りさせない。
過剰なデザインや配列は
そこに長く住まわれるお客様に
毎日目に見えないストレスを与えかねません。
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外構デザインは 建築デザインに添わすのが基本です。
ツリーサークル脇に建つ5本のアルミの角柱は
タカショーさんのエバーアートウッド格子材。
カラーが豊富なので色んな色を選べます。
いろいろ選べると 人はいろいろ使いたくなりますし
いろいろデザインを凝るのがデザイナーの仕事と
華美な色を使いたくなるものです。
でも ここに長く住まわれるのは
デザインする私たちではなく
施主のご家族。
飽きのこない配色が大事です。
家の方のお好みは玄関ドアに強く現れます。
そこに 主と従の関係が生まれます。
エクステリアは従の側にあり
建築物は主の側にあります。
なので花や緑のためにも角柱は従に徹しましょう。
玄関ドアに角柱の色合いを合わせるのが
シンプルだけれども
一番ぴったり来ます。
斬新なデザインを否定するわけではありません。
斬新さや冒険や新素材がなければ 未来は平坦で退屈なものです。
ただし 自分が作りたい物の欲求を
お客様に押し付けないようにしなければね。
そう いつも思います。
自分をわきまえる
そう いつも思います。