形には
物の輪郭線を さして
いう場合と
こころの 動きを さして
いう場合がある
丸い形とか 四角い形とか
ごつごつした形とかは
物の 外観を表現したもの
もうひとつは 目に見えないものの表現として
たとえば 「長年の努力が こんな形で 報われて・・・」
などと 使い
「今にして思えが こうなるのが自然な形でしたね」
などと 使う
物の形と 心のかたち
目に見えるかたちと 見えない形
同じように使う「形」だから
どちらも共通な認識
物の形でいえば
それは ず〜と前から
その「形」になることが
決まっていた 必然性。
あるいは その形が
もっとも 環境に適して
生き残ってきた 対応性
心の形でいえば
そうしていれば
きっとそうなるという 必然性
たとえば 心のありようを
まわりの環境に順応させて
いこうとする 対応性
形が崩れたときに
構造物は バランスを失い
形を 支えきれずに
人は悩み 苦しむこともある
30代半ば 心のバランスが取れなくて
思い悩む日々
40代半ばで 顔面神経麻痺
顔半分が 動かぬ日々
形は 形を変えて そこにある
心は 心に縛られて
いつも胸の奥にある
あるものは あると 素直に受け入れられたなら
どんなにか 楽だろうにと 自分に いい聞かせ
はい といわない自分と今日も また向かい合う
自然な形が 見えるまで
自然な流れが 見えるまで
誰もが一度は 立ち止まり
また今日一日を 歩き出す。
君の形に 意味があり
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あなたの形に 意味がある
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