土曜の朝
12月19日の朝のこと。
前泊して、どうしてもその土曜の日中に仕事を終え
夕方前には山形へ戻ろうと計画してた朝5時。
ヒュー!!! ヒュー!!!・・・・
ヒューーー!!! ヒュー!!!!!!っ
子供の頃に聞いた、古く脳裏に残る風の音が、そう 風が鋭く舞う時の音が不安を増すので
そっと宿泊宿のカーテンを開けると 敷地に植えられた何本もの松が
大きく 同時に 右に震え傾き続けている。
あっ なんだっけ?
この音?
んんんっ もがり笛?
生まれてこのかた、一度も会話に使ったことも無いのに
もがり笛って言葉が頭に浮かび、手元のスマホで検索したら『虎落笛(もがりぶえ)』。
息子と原田さんと相原さんとおいらで4人。。。
なんとか仕事を終え山形に向かった夕方4時半、地吹雪の中の帰宅となりました。
私たちの暮らす、山形県の内陸地方とはまた全く違った冬の厳しさを
同じ山形県の日本海側沿岸部の鶴岡市で体験した1日でした。
作業中 背中から霰交じりの強風に 身体何度も前につんのめりました。
へこたれそうに 心折れそうになる中
息子が買ってきたあったかい缶コーヒーに救われました。
虎落笛
虎落笛
ヒュー ヒュー っ ヒュー!!!
ホワイトアウトの地吹雪の中の
4時間かけての帰宅でした。
およそ100qの復路でしたが、翌日の日曜日は
泥のように一日中眠りました。