そろそろ そろっと 歩き出す
うしろは 誰も いないのに。
いつから こうして 歩くのか
えりもと 立てて 声伏せて
ばあたり的な 世渡りと
おとしどころを 模索して
くりかえすだけの 掛け声に
りそうは いつも 撥ね返る
びりょくな作用は なかなかに
とびたつ 力は 無いにせよ
きのうと あしたの掛け橋に
のぞみを 繋ぐ 糧となる
うみを 見つめた 一日と
みなで 笑った 一日と
てを打つ 目隠し鬼ごっこ
きたきた 鬼さん 手の鳴る方へ
たいせつな人
よく出会うひと
やっと 見つけて
つい 声かける
ぱ〜出し ぐ〜出し 思い入れ
りくつは それぞれ あるけれど
なり行く 先は 風任せ
きのうが 今日に 早代わる
まだまだ 道は 多すぎて
しかして 時間は 感じ様
ただただ 流れる 雲たちよ
よくよく みれば 我写る