神奈川の庭、景色工房サフランのブログ。
庭に木陰を作ろう
ニックネーム: ikuida
投稿日時: 2013/08/10 16:23

 

昨日、植栽工事を行いました。

この時期は、木々にも厳しく

通常、あまり植込みは行わないのですが、

移植しやすい根の状態の

植木を選んでいます。

 

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渋滞に巻き込まれ、

作業開始が遅くなったため

何本かは仮植えの状態です。

 

軽井沢の様な雰囲気・・・になっていますでしょうか。

高い樹だと、5m以上ありますが

人の背丈ぐらいまでの部分に下枝がなく、

人との占有スペースが上下に分かれるので

お庭を広く使えます。

むしろ、シンボルツリーとしてよく植えられる

2m〜2.5mぐらいの樹のほうが

人との占有スペースが重なり

葉張りが1m以上あったりしますので

実質的なお庭のスペースは狭くなります。

 

これぐらいの高さがあれば

お庭やデッキ、テラス、1階部分のお部屋などに

木陰を作ることができます。

樹種は、夏は木陰、

冬は日差しを通す落葉樹が中心です。

「落ち葉の掃除が大変」と

よく言われますが、

晩秋と初冬の時期だけです。

道路やお庭を掃き清めながら

お隣と会話したり

季節の移ろいを感じるのも、また一興。

 

お手入れ(剪定)は、植え込んで3年後くらいから

1年に最低1回、理想は2回 、必要です。

高い樹ですから、もちろん我々の様な

プロへ (できれば雑木の剪定、自然風剪定に長けている)

ご依頼いただく必要があります。

そうやって維持管理していけば

10年、20年と、木があまり太らず

さわやかな雰囲気の状態を保つことができます。

 

木陰を作るだけではなく、

蒸散作用による気化熱で

周りを冷やす効果もあります。

植木は、お庭の雰囲気作りのための

「ファッション」ではなく、

もちろん雰囲気もよくしてくれるのですが

極めて実用的で、環境を改善してくれる

「神様からのプレゼント」ではないかと思います。

住まう我々が、木々をどのようにとらえ

どう向き合うか、

それによって、お庭の環境は

劇的に変わるのではないかと思うのです。

 

今年の夏も、びっくりするほど暑い夏です。

赤道直下の、シンガポールやマレーシアの

今日の最高気温は28度、

場所によっては、熱帯地方より暑い日本。

外を歩くときは、木陰を探しながら歩いていませんか。

お庭に木陰を、つくりませんか。

 

 

 

 

 

 

 

 


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