流れが変わった??板前さんが、ウエイターさんが、工事のおじさんがビラを受け取った。 8月6日、「素人の乱」主催による4回目のデモが、銀座で行われた。 これは、日本に原爆が落とされた日に 中部電力・関西電力・日本原子力研究開発機構・東京電力本店・九州電力・国際原子力開発・東京電力の別ビル(出現順)を総ナメするデモ。 要求項目は 1.稼動中の原発の停止 2.定期検査中等で停止している原発を再稼動しないこと 3.原発の増設中止 4.児童の許容被曝量20ミリシーベルト/年の完全撤回 5.原子力発電から自然エネルギー発電への政策転換 いよいよ本丸に手を伸ばしたデモ、どれだけ人が集まるのか注目された。 参加者の話です。 以下、 私は銀座で行われるデモには過去何度も参加しているが、今回のデモはいつもと違っていた。 日比谷公園でビラを撒いていると、明らかに仕事中であろう工事の人が近寄ってきて、「ビラをくれ」という。 いつもだったら取ってもらえないのが当たり前なので、渡していなかったのだ。 恐縮して渡す。 5時、いつものように大音響を出しながら、デモが出発する。 夕闇の迫る時刻ということもあって、飲食店では開店して客待ちというところだろうか。あるいは大音響に驚いて出て きたのだろうか。沿道には飲食店関係の人が多い。 沿道に出て、ビラを撒く。するとどんどん受け取ってくれるではないか! 驚いたのはいつもビラなど受け取ってくれない板前さんのような人たちが積極的に受け取ってくれたことだ。 ウエイターさんと思われる制服を着た人には「ありがとう。」とお礼まで言われた。 今まで無視と無関心が当たり前だったので、感動を通り越して、呆然としているうちにデモが終了した。 今までの原発のあり方に多くの人が不安を抱いているのだろう。流れが変わったのかもしれない。