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このお寺は京都伏見稲荷のすぐ近くにある「石峰寺(せきほうじ)」です。
江戸中期の画家、伊藤若冲が天明の大火で焼け出され、晩年を過ごしたお寺です。
本堂裏の竹林に並ぶ「羅漢石仏」が有名です。
丁度、17日NHK新日曜美術館をみていたら本日のテーマは「若冲十選」で忘れ去れていた若冲を「奇想の系譜」で再評価された辻惟雄さんのインタビューをはさみながら作品が紹介されていました。
石峰寺は、京阪電車「深草駅」の東ですが、民家と民家に挟まれていて、車で向かったのですが、とても解りにくかったです。狭い石段を登りきると竜宮造りの門があり、黄檗宗系のお寺だとすぐわかります。
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伊藤若冲が下絵を書き、石工に彫らせたものが、500体近く並んでいるそうです。
釈迦の誕生より涅槃に至るものを中心に諸菩薩や羅漢さんが居並ぶ様は壮観ですが、北条市の五百羅漢とはまた違って、愛らしくほほえましくかわいくとてもユーモラスで、居士の名を持つ若冲の仏心そのままの心が彫られているように思います。
明治以降荒廃していたのを草を払い径を開き整備されたそうです。
五百羅漢とは聞いていましたが、居並ぶ様は壮観で見応えがたっぷりで、どの顔を見飽きる事がありませんでした。
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