二日程、暖かい陽射しがあったのと、雨も降ったせいで、茶色だった苔が、ふとみると全体に緑色に変わっていた。
去年の晩秋に、庭の一角を和風に整理した際、飛び石の間に業者の人が植え込んでくれた苔達。
とてもふわふわと乾燥気味の厚さのあるこの苔達、ぽんぽんとサイズに分けて置くだけ。
えらいかんたんやなあ、こんなんで根付くのお
>これはこんなんで大丈夫、水を忘れないようにね
えー、あまりにも地面からふわふわとしているから、母がゴミやとてしまうがな
枯れているように、そうでないような、それでも、苔達は不思議と存在感があり、他の木々に負けていないから、不思議やなあと気にかけつつ、冬が終わりに近づいてきた。
この苔達から、春を訪れを感じるとはねえ。
もう一つ、冬を越してくれたもの、ここに植えようと苗を買ったものの、寒さに弱そうだったので、水鉢の中で保護していた、「アガサンス」の苗。
この花は和名「葉あざみ」とも言われていて、ギリシャの国花でもあるらしいが、和風にも合いそうやと気に入ったものだ。
やっと植え込みができそうで、緑の葉がつややかに残り、その花の強さに感心する。
自分たちのそれぞれが持っている強さ、エネルギーを出す植物たちに勇気づけられる、花好きな人は皆、そんな事を感じながら、花を育てているんだろうなと、なぜかとても感動してしまう。
この苔達の名前が忘れてしまった。
結構高くてびっくりしたのに、庭の見積もり計画書が見つからない・・・