うちの庭はちょっと掘ると大室山噴火で流出した大小の溶岩が出てきます。 庭仕事の半分は岩との格闘です。 ここに穴を掘ってつるバラを植えたい思いました。ちょうどクレマチスのオベリスクがあります。そこに絡ませたい。 しかし山ですからいろんな根っこがはびこっています。 太い根は剪定バサミでは切れないので高枝バサミを持ち出します。 それでも切れない場合はノコギリです。 岩がありました。穴掘り棒の出番です。ただの鉄棒ですがこういう商品があるのですね。 岩の周りに差し込んでこじって岩を掘り出します。これを買ってから庭仕事が随分はかどるようになりました。 ショベルではこういう力はかけられません。 その下にまた岩がありました。穴掘り棒でいくらこじってもビクともしません。 そこで玄能(大きな金槌)の出番です。 これでぶっ叩いて岩を割ります。割れないまでも震動で土が緩んで掘りやすくなります。 やっとバラを植える穴が掘れました。 こういう場所に植えるのですから、何を植えても数年たつと薮に埋もれて消えてしまいます。 私が<防根・透水−挿し植えポット>を着想したのはここからです。 植えたものの根を保護するポットです。