<ビニールポットのまま植えたら根腐れを起こすだろう>と考え、それから模索が始まりました。
最初に思ったのは「ジフィーポット」ですが、これは土に同化してしまうのが売りですから、「植え替え」の目的には合いません。
次にどうしてかバイオマスの素材で探しました。これは”生物由来の資源”というもので、エコ流行りの現在ニュースバリューもありそうで<いけるかな>と思ったのですが、透水性の素材が簡単には見付からず、それに全般に値段が高いのでこの方面はやめました。
そしていろいろ考えて、”水を通すプラスチック”で検索しているうちに”不織布”に行き当たり、そのあたりから”防草シート”が浮かび上がりました。
私には全く馴染みはなかったのですが、最近急激に利用が拡大している商品のようです。
田んぼの畔ばかりでなく、一般の住宅の駐車場や、高速道路の法面など、大量に出荷されているようです。
それだけに多くのメーカーが商品化しています。タイプもいろいろです。
ほとんどが1m×50mなどとロットが大きいのですが、それでも探してサンプルを出してくれるところ、5m単位で買えるところなど3社のシートサンプルを入手しました。
それぞれ随分違います。
厚いもの、薄いもの、剛性が強いもの、軟らかいもの。
本来は防草性能が問題なのでしょうが、当方は防草性能よりもポットに加工しやすさばかりが気になります。
こうして「防草シート」をいかにしてポットに作るか検討の段階に至りました。 ―続く―