四季の変化と潤いを
温故
ニックネーム: 庭屋中村宗園
投稿日時: 2012/04/19 07:34

大阪府守口市のお宅です。

古き良き建物です。

玄関の外灯。

推測ですが、松明をイメージしてデザインされたんでしょうか?

持ち手がありますね。光るところのぶつぶつが

炎のゆらめきに感じるのは私だけかな。

木の雨戸。

木目が様々でおもしろい。子供の頃、本当の目に見えて怖かった

ような記憶があります。

戸袋。

いまでは少なくなってきたかも。

面格子。

銅板の雨樋はよく見ますが、銅製の面格子は初めて見ました。

あっさりと無駄がない感じがいいですね。

一番気になったところ。

板壁の上ですが、銅板が細かく張られています。

軒が短いところですし雨除けなのかな。銅なので虫除けでもありますね。

ちょこっと出ているのは、梁でしょうか?ちゃんと囲われています。

構造上、出たのか解りませんが、遊び心に見えてしまいます。

なんか好きです。

 

温故知新ということわざがありますが

造語で温故創新(学生時代に同級生から聞いたような)というのが

あるとかないとか(おそらくない)

故きを温ねて(温めて)新しきを創る・・・

知るだけでなく、カタチに創れたらいいな〜と思いつつ

どこからが新しいのか?と考え込む今日この頃であります。

 

お施主様 誠に有難うございました。

 

 

 


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