こだわり派達がうみ出していく、これからの”庭”  〜奈良の地より〜
今年初めての散歩です
ニックネーム: スキットマン
投稿日時: 2010/01/13 16:12

はじめまして

第1回目の投稿は、私の庭(自分で勝手にそう思っているだけ)甘樫丘(あまかしのおか)から、始めます。

最初に訪れたのは、確か8年ほど前でした。

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(展望台からの眺め。手前にある山が大和三山のひとつ畝傍山です。)

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(展望台からの眺め。明日香村の集落です。)

以来、年に何度も訪れ、散策し、いつの間にか自分の庭と思うようになり、四季の移ろいとともに、姿を変える樹木の様子や毎年続けられている施設の整備など横目に散歩してきました。

これを私は、定点観測だとも思っています。

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(私の好きな、桂の林です。とてもきれいな場所で、屋号の「日桂造園」もこの場所の桂の樹のように人に感動と安らぎをもたらす存在になりたいと考え名づけました。)

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(夏場には、涼しい風がよく吹き抜ける場所なので、仮称:風の谷とでもよんでおきます。)

この甘樫丘(あまかしのか)は、奈良県高市郡明日香村の国営飛鳥歴史公園にあります。標高148mの展望台からは、古代史の舞台となった藤原京跡や飛鳥故郷の集落、大和三山が眼下に広がり、二上山や葛城山などの山並みも一望できます。また、蘇我蝦夷・入鹿親子の邸宅があった場所としても有名です。

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(今も行われている、発掘調査の様子です。)

こんな私の庭も、今は冬枯れの時期。

ブナ科の落葉樹が多く、今はさびしく感じますが、春になって芽吹きを迎えるころには新緑がまぶしく、とてもすがすがしい場所へと変わっていくことを、私は何度も見ています。

この庭を通し、手つかずの自然ではなく、人の管理が程よく行き届いた自然の中にいることが、案外心地よく感じられるようになっていたのが、これから私が、”庭=住空間”に採り入れていきたいと考える根底にあるテーマです。


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