こだわり派達がうみ出していく、これからの”庭”  〜奈良の地より〜
冬牡丹 〜当麻寺 奥院〜
ニックネーム: スキットマン
投稿日時: 2010/01/28 17:39

わらの雪囲いが施された、冬牡丹

今まさに開花寸前というところ

ボタンにしては随分小ぶりな印象を受ける

ここは当麻寺(たいまでら)奥院の浄土庭園

周りの春咲きボタンに比べ、小振りなのが見てわかる

以前は、”寒ボタン”だったような記憶が・・・

 

(浄土庭園の様子)

 

この時期花の咲いてるのを見かけるのは、ロウバイ、サザンカそして、1部のツバキくらいのもの

 

 

この日、近くを通りかかったもので別の目的があり、この当麻寺に訪れたのですが、たまたまこの冬牡丹の開花時季で、その様子を見ることができた。

大寒から立春までの間、日本で最も厳しい寒さを向かえるが、この時期に、雪囲いの中でつつましく咲く冬牡丹には、人を引き付ける魅力がある。

 

 

梅のつぼみもだいぶ膨らんで次の順番を待つ・・・

(そういえば、今年ももうすぐ郡山城で「盆梅展」が催される時期だなあ・・・)

 

モクレンも春の開花に備え、しっかりと準備してる

 

冬牡丹越しに望む当麻寺の2基の塔頭。ここは絵になる風景がたくさんある

 

「奈良の庭」では、当地の特徴ある庭の様子をお伝えしていこうと考えています。

「所変われば、品変わる」というか、同じ日本でも北から南は勿論、内陸部や沿岸部、標高差の違いなどで随分と気候風土や生活環境も異なる。

物流システムの発達で、造園資材なども全国的に標準化されつつあるも、やはり地元で採れる石が、庭石として昔から多く使われることで違いもあるし、庭木の好みや造り方にも独特なものもあるはず・・・

そんな特徴的な「奈良の庭」を私なりの感性で、これから紹介していこうと思います。


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