いつもご主人様に寄り添い、物静かに散歩していたワンコ。
リードが無くても、つかず離れずご主人様の後ろを歩き、立ち話にはちょっぴり距離を置きじっと待っている。
指示があるわけでもないのに、ご主人様の言葉と動きにさっと反応していた。
ある日を境に見かけなくなった、二人の散歩。
ご主人様が具合が悪いらしい。
大好きなご主人様がいない彼?は手持ちぶさたに淋しそう。
そして、気づかなかった年齢が目立つ様になった。
いつもの裏道コースで、出会う彼は、もの悲しげにどこかを見ている。音に気づくと振りかえるが、大好きなご主人様じゃないことが分かると、何も見なかったように、けだるく座るばかり。
最近じゃ、今まで見たこともない、寝ころびスタイル。
完全爆睡。。。
カメラの音に、うす目を開けて、。
ご主人様でないことは分かっているらしく、確認さえしない。
何、またあんた?カメラ?飽きもせずに!とでも言いたげに、またもたげた顔をゆっくりと降ろすワンコでした。