子供の頃、柿のおやつはなんだか貧乏臭くて嫌だった記憶。 干し柿は買ったものと違って見た目も芳しくなかった。 日本柿の〈ずくし〉は、ねっとりまとわりつく感触が苦手で、砂糖を混ぜた炒り粉が子供仕様で、なんとか食べていた。 祖母の実家からの頂き物で、大好きだった祖母が愛おしそうに、そして、自慢げに食べさせてくれてたっけ! 美味しいね、 おっきいね、 そう言ってあげれば良かったのにと、今更ながら、、胸の奥がうずく、 柿の実るこの季節が始まりました。 [画像]